このページの先頭です
このページの本文へ移動
  1. 現在のページ
  2. トップページ
  3. 区政
  4. 広報・広聴
  5. 中学生区議会
  6. 令和2年度
  7. テーマ2 まちづくり・防災・環境
本文ここから

テーマ2 まちづくり・防災・環境

ページID:281206308

更新日:2021年5月25日

中学生議員からの質問

 私は、食品ロス対策について事前研修や調べ学習を行いました。このことで分かったことは、食品ロス削減に対する企画自体は素晴らしいのに、知っている人が少なかったり、楽しめる企画でなかったりと改善できる点があることです。そこで、食品ロス対策について知る墨田区民を増やすためのPR、そして墨田区民が楽しめるような方法を考えました。

 まず、PRの方ですが、寄付者の善意によって、余った食品を、福祉団体に寄付するフードドライブについて私の周りの人たちで知っている人は残念ながら一人もいませんでした。そこで私は、中学校の道徳の授業で、食品ロス削減の方法や必要性を訴えることが必要であると考えました。仮に、その中学生たちが「フードドライブは大切」ということを知り、その親や同級生などに伝われば、おのずとフードドライブが知れわたり、墨田区の食品ロスは減ると思います。

 次に、子どもから大人まで楽しめるような企画にすることです。このことについては2つに分けて話したいと思います。
 まずは、場所についてです。現在、フードドライブを行う場所は3か所、食べきり推奨店は22か所しかありません。特にフードドライブは、実施場所から1500メートル以上離れている住居もあります。そこで、私はフードドライブを町内会でやることを提案します。そうすれば、「ついでに」と来る人が増えると思います。
 次に方法についてです。フードドライブについて考えると、寄付者の負担が大きいと感じます。そこで、私は、ラジオ体操のようにポイントで何かをもらう企画を提案します。例えば、1か月に1回フードドライブがあるとして、6回で500円分、12回で1000円分の食べきり推奨店の商品券をもらえるとします。そうすれば、フードドライブの回数は増え、食べきり推奨店にも行け、困っている人に食べ物を寄付でき、たくさんのメリットがあります。

 改めて、私は中学生に対し、フードドライブへの参加を推進すること、フードドライブを町内会で行うこと、フードドライブをポイント制にすることを提案します。この3つの提案に対する区の考えを伺いたいと思います。

区長からの答弁

 ただいまのご質問にお答えします。
 まず、墨田区内の中学生の皆さんにフードドライブを知ってもらうための取り組みについてです。墨田区では、これまでもフードドライブについて、ホームページ、広報紙、イベントなどを通してPRを行っているところです。今後、より多くの人に知ってもらえるよう、さらに工夫をしていきます。

 次に、中学校の道徳の授業を活用するという提案についてです。
 食品ロスの削減の方法や必要性について学ぶことは、とても大切なことです。道徳の授業に限らず、家庭科や社会科、総合的な学習の時間などに、食品ロスやフードドライブについて、取り扱うことが考えられます。そして、消費活動などの身近な生活が、環境や社会に及ぼす影響について理解し、責任ある消費行動を学ぶことができます。さらに、授業で学んだことを生徒の皆さんが、各家庭で生かしていくことで、食品ロスについての意識が高まり、廃棄する食べ物を減らすことにつながると思います。

 次に、フードドライブを町会・自治会で行うことについてです。
 フードドライブは現在、区立公園を中心に古着などの回収と同時開催で、年間24回、地域を巡回して実施しています。これに加えて町会・自治会をフードドライブの活動場所とすることは、その活動が一層推進され、地域もより元気になっていくと思います。今後、区から町会・自治会へフードドライブについて積極的にお知らせし、より多くの方々に活動の意義を伝えていきます。

 最後に、フードドライブのポイント制についてです。
 フードドライブが皆さんの優しさや思いやりの気持ちから行われるものであることから、ポイント制の導入は難しいところもありますが、「フードドライブは、寄付者の負担が大きい。」と感じていることや、「子どもから大人まで楽しめるような企画にしたい。」という考えは、とても大切です。ご提案の趣旨を踏まえ、これからも、より多くの皆さんに参加してもらえるような取り組みを行っていきます。

 以上で、ご質問に対する答弁を終わります。

お問い合わせ

このページは広報広聴担当が担当しています。

令和2年度

注目情報

    このページを見ている人はこんなページも見ています