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テーマ3 誰もが楽しめるまちすみだ

ページID:118608412

更新日:2023年2月28日

中学生議員からの質問

 私は、SNS を活用した区内巡りを提案します。この事業は、観光客が区内数カ所のスポットを回り、その様子や感想をSNS に投稿することで、景品が受け取れるというものです。観光客がSNS を利用することによって区内外問わず、より多くの人に墨田区の魅力を知ってもらうことができるだけでなく、観光客目線の意見が得られることにより、墨田区の観光事業がより良いものになると考えます。私がこの事業を提案する目的は2 つあります。
 第一に、スカイツリーだけではない、観光情報の発信です。今の墨田区の観光事業は、スカイツリーに頼りすぎていることが課題です。墨田区には両国国技館や江戸東京博物館、すみだ北斎美術館などをはじめとした多くの観光資源がありますが、まだあまり知られていない印象があります。この事業を行うことによって観光客に墨田区について知ってもらうことができ、リピーター、つまり、すみだファンを増やすことができると考えます。
 第二に、墨田区の産業の魅力に触れてもらうことです。墨田区は近代軽工業発祥の地です。しかし、年々工業は衰退し、工場数の減少や後継者不足といった課題があります。私は、この事業に産業を絡めていきたいと考えます。具体的には、事業の一環として、職人に教わりながらできるものづくり体験や、事業の景品として、すみだモダンの商品を渡すこと等を提案します。実際に触れてもらうことで、墨田区の産業の魅力を深く感じてもらえるはずです。また、興味を持ってもらえることで、産業への就職率が上がる可能性もあります。この区内巡りのスポットやコースは区と区内の学生が協力して考えていきたいと思います。墨田区には、「スミファ」や「すみだ探究工房」などの産業を伝える事業があります。しかし、学生がその事業に近づくきっかけがない場合もあると思います。
 そこで、墨田区にお願いしたいことがあります。墨田区の観光事業や産業を学ぶために、区の職員や職人、企業の方による出前授業を行うことです。また、授業を通して、地場産業、伝統工芸などの職場見学や職場体験の機会を設けていただくことです。この提案に対する、区の考え方を伺います。よろしくお願いします。

区長からの答弁

 ただいまのご質問にお答えします。SNS を活用した区内巡りについてです。
 
 墨田区には多くの魅力的な観光資源があります。それらを広く知っていただくため、今年度より、インバウンド事業の一環として、在住外国人インフルエンサーに協力していただき、区の魅力発信事業を開始しました。この事業では、旧安田庭園の風景や下町情緒あふれる商店街の散策の様子など、多様な区の魅力を、YouTube やInstagram などで発信しています。
 
 ご提案の「SNS に投稿することで、景品を受け取れる仕組み」については、すみだファンを増やすためにも、効果的であると考えられるため、課題を整理し、検討していきます。
 
 また、区の産業の魅力については、2009 年から「すみだのものづくり」を広くPRしていく「すみだ地域ブランド戦略」を立ち上げ、様々な事業を展開しています。区内の商品や飲食店のメニューを「すみだモダン」としてブランド認証してきたほか、職人による実演販売やワークショップ等を実施してきました。さらに、区内の宿泊施設や飲食店等と連携して、ルームシューズや江戸切子、ケトル等の認証商品を来店者がお試しで使うことができる企画を始めたところです。現在、町工場をめぐる「スミファ」のほか、すみだものコト市等、ものづくりをテーマとしたイベントが行われており、実行委員として参加している地域の方々とともに、中学生の皆さんに協力していただけると、イベントのさらなる充実を図ることが期待できます。
 
 さらに、区では、「リクエスト講座」として、区の産業施策について、職員による出前授業を行っており、また、小さな博物館や工房ショップを通して、職人の方々にご協力いただき、職場見学や体験をできる機会を設けています。今後も区では、「誰もが楽しめるまち すみだ」の実現を目指し、区内の産業やものづくりを盛り上げていく施策を進めていきます。以上で、ご質問に対する答弁を終わります。

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