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更新日:2019年3月30日
中学生議員からの質問
2年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックにおいて私たちが墨田区のスポーツの気運醸成を図るためには、もっとオリンピック・パラリンピックを身近に感じてもらう事から始めるべきだと思います。
中学校までの通学路には、両国国技館で行われるボクシングにかけて、墨田区とゆかりのある漫画家ちばてつやさんが描いた「あしたのジョー」とコラボしたポスターを見かけます。しかし、普段私たちはこのポスターの前を通り過ぎて終わってしまいます。せっかく楽しいイベントなどが行われていても、その場所に行かなければ私たちが東京オリンピック・パラリンピックに興味や関心を持つ機会が少ないままかもしれません。そこで私は、イベントではなく日常的に様々なスポーツの体験などが出来る場所や空間などがあれば興味・関心を一過性のものにせずに済むと思います。
私は、以前日比谷で行われた「ふつうじゃない2020展」というものをテレビで見ました。例えば、バレーボール選手のジャンプの到達点と同じ高さにボタンがある自動販売機など、体験型で興味を持ってもらうといった点で大成功だったと思います。それと同様に、横断歩道に陸上競技の三段跳びの選手なら何歩程度で渡り切れるかといったようなものを設置したり、大会のマスコットキャラクターである「ミライトワ」と「ソメイティ」のグッズを限られた場所だけではなく、まちの商業施設でも販売したりすればいいと思います。
始めに述べたとおり、スポーツの気運醸成のためには、まず身近に感じてもらうことが第一歩だと思います。そのために、アスリートの皆さんやオリンピック・パラリンピック競技を日常的なものにしていくという事を提案します。この提案に対する区長のご意見と、現在墨田区ではどのような取り組みを行っているのかについて伺いたいと思います。よろしくお願いします。
区長からの答弁
ただ今のご質問に順次お答えします。最初のご質問は、大会を身近に感じてもらうことについてです。
オリンピック・パラリンピックを身近に感じてもらうということは、大会の気運を高めるうえで非常に効果的で重要だと感じています。
今年の夏に開催された「ふつうじゃない2020展」は、東京2020大会で実施される競技について楽しく遊んで学べる体験型展示イベントで、来場された多くの人たちが選手の記録のすごさなどを感じることができたそうです。ご提案にあるように、このような取組が身近な所で日常的に体験することができたら、もっと多くの区民の皆さんが大会に興味を持っていただけると思います。まちの中や道路などでこのようなことを行うには、安全性などの課題もありますが、例えば毎日通っている学校のほか、図書館や児童館などの公共施設であれば展示や体験などの機会も考えられると思います。大会まで600日を切りましたので、更なる気運醸成に向けて、ご提案の趣旨を踏まえて、どのようなことができるのか検討していきます。
最後に、現在区が行っている気運醸成の取組ですが、「あしたのジョー」とタッグを組んだPR事業のほか、子どもから大人までゲーム感覚でボクシングに親しんでもらえるよう、「VRボクシング」を制作しました。これは、バーチャルリアリティの世界でボクシングを体験するもので、すでにすみだまつりなどいくつかのイベントで大勢の方々に楽しんでいただいています。このほか、地域のイベントなどにおいて、パラリンピックの競技体験や東京五輪音頭の普及活動などを行っています。今後も、幅広い世代の方々が大会に興味を持てるよう、様々な取組を積極的に行っていきたいと思います。
以上で、ご質問に対する答弁を終わります。
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