(目的)

第1条　この要綱は、墨田区外のサービス付き高齢者向け住宅に入居する後期高齢者医療制度の被保険者であって、東京都後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例(平成19年東京都後期高齢者医療広域連合条例第44号)第2条に基づく保健事業として墨田区(以下「区」という。)が実施する後期高齢者医療制度の被保険者(以下「後期被保険者」という。)を対象とした健康診査(以下「75歳以上の健康診査」という。)に相当する健康診査(以下「後期高齢者健診」という。)を受診した場合の費用の一部を補助することにより、当該被保険者が健康診査を受診する機会を確保し、もって健康の維持及び増進を図ることを目的とする。

(定義)

第2条　この要綱において、「サービス付き高齢者向け住宅」とは、老人福祉法(昭和38年法律第133号)第29条第1項に規定する有料老人ホームであって、高齢者の居住の安定確保に関する法律(平成13年法律第26号)第5条第1項の登録を受けたもの(介護保険法(平成9年法律第123号)第8条第11項に規定する特定施設入居者生活介護の事業を行う事業所に係る同法第41条第1項本文の指定を受けていないものに限る。)をいう。

(後期高齢者健診補助金交付対象者)

第3条　補助金の交付の対象者は、後期被保険者であって、次に掲げる要件を満たすものをいう。

(後期高齢者健診の受診回数)

第4条　後期高齢者健診を受診することができる回数は、同一対象者につき当該年度内に1回とする。

(後期高齢者健診の実施期間)

第5条　後期高齢者健診の実施期間は、原則として区内の指定医療機関で実施する75歳以上の健康診査と同一の実施期間とする。

(補助金の交付申請)

第6条　後期高齢者健診サ高住特例補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、後期高齢者健診を受診した日の属する年度の7月1日から翌年2月末日までに、墨田区後期高齢者健診サ高住特例補助金交付申請書(第1号様式。以下「申請書」という。)に、後期高齢者健診を受診した内容及び負担した費用の明細が分かる書類を添付し、区長に提出しなければならない。

(補助金の交付対象等)

第7条　後期高齢者健診サ高住特例補助金の交付対象は、東京都後期高齢者医療広域連合健診事業実施要綱(平成20年3月27日副広域連合長決定)第9条第1項に規定する健康診査項目とする。ただし、当該項目の全てを受診していない場合は、交付対象としない。

(補助金の交付決定等)

第8条　区長は、第6条の規定による申請があったときは、申請書及び添付書類の内容を審査し、後期高齢者健診サ高住特例補助金の交付を決定したときは、墨田区後期高齢者健診サ高住特例補助金交付決定通知書(第2号様式)より、交付しないことを決定したときは、墨田区後期高齢者健診サ高住特例補助金不交付決定通知書(第3号様式)により、申請者に通知する。

(補助金の交付)

第9条　前条の規定により交付決定を受けた申請者は、墨田区後期高齢者健診サ高住特例補助金請求書(第4号様式)により、区長に請求しなければならない。

(決定の取消し)

第10条　区長は、後期高齢者健診サ高住特例補助金の交付決定を受けた申請者が次の各号のいずれかに該当した場合は、当該交付決定の全部又は一部を取り消すことができる。

(補助金の返還)

第11条　区長は、前条の規定により交付決定の全部又は一部を取り消した場合において、既に申請者に後期高齢者健診サ高住特例補助金が交付されているときは、期限を定めて、その返還を命じるものとする。

(委任)

第12条　この要綱に定めるもののほか、後期高齢者健診の実施に関し必要な事項は、別に定める。