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用途地域等(高度地区・日影規制)の変更

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更新日:2006年12月12日

 用途地域等の見直しについては、東京都と墨田区で作業を進めてきました。このたび、都市計画の手続きが終了し、新しい用途地域等が6月24日から施行されましたのでお知らせします。

見直しの経過

 今回の用途地域等の見直しは、東京都が平成13年10月に策定した「東京の新しい都市づくりビジョン」の実現を図るため、平成14年7月に「用途地域等に関する指定方針及び指定基準」を策定し、区においても都の方針との整合を図りつつ、区のめざすべきまちの将来像を想定し、平成14年12月に指定方針及び指定基準を策定し、作業を進めてきました。区では、昨年4月に素案を公表して区民の皆さんへの説明会(平成15年5月)を開催し、皆さんのご意見を踏まえて都市計画案を作成しました。そして、この都市計画案について、公告縦覧(平成16年3月)し、墨田区都市計画審議会(平成16年4月)の議決を経てこのほど6月24日に告示し決定したものです。
 また、日影規制についても、区では用途地域等の見直しとの整合性を図るため、素案を作成し、用途地域等見直し素案と同時に公表し、説明会を行ってきました。このほど、この素案の内容で「東京都日影による中高層建築物の高さの制限に関する条例」も一部改正され、同時に施行されました。

見直しにあたっての区の基本的考え方

 用途地域等の見直しにあたっては、東京の新しい都市づくりビジョンとの整合性を図りつつ、墨田区のめざすべきまちの将来像を想定し、墨田区基本計画・墨田区都市計画マスタープランでのまちづくりの方向性やそれぞれの地域特性を勘案して見直しを行うことを基本としました。

区のまちの将来像

 区のまちの将来像としては、都市型工業が準工業地域を中心に集積し、ものづくりのまちとして、産業の再生が図られ、さらに、都心に隣接している交通利便性を活かした土地の高度利用により、都市型住宅の供給が促進され多世代が住む職住近接のまちが形成されると想定しています。
 また、木造住宅密集地域の不燃化が進み、区内全域でまちの安全が図られ、資源循環型のまちづくりが進み、まち並みの景観が整った住みやすい安全なまちづくりが進むと想定しています。

見直しにあたって考慮した課題

 見直しにあたっては、次の課題について考慮しました。
・木造住宅密集市街地の更新と防災まちづくりの課題
・急増するマンション建設に伴う良好な環境の確保に関する課題
・工業系用途の土地利用の課題
・地域経済の活性化に寄与する土地利用の課題

見直しにあたって留意した事項

 見直しにあたっては、次の3点について留意しました。
・地域特性を考慮し、まちづくりとの整合性を図る。
・地域特性に対応した地域の将来像を実現するため、地区計画を定めることを基本とする。
・区民に対する情報の提供と意見の聴取を十分行なう。

新しい用途地域等について

 区のまちの将来像を実現するための方策として、用途地域等を変更した内容は次のとおりです。なお、今後は地域で地区計画を定め、必要に応じて用途地域等の見直しを行っていきます。
「高度地区の変更」
1 まちの景観を整えるため、主要幹線道路とその後背地との建物高さをそれぞれ定めることとし、絶対高さを導入しました。
2 八広はなみずき通り沿道に不燃化促進事業を導入するため、第3種高度地区を廃止し、最低限高度地区(7メートル以上)を指定しました。

主な変更内容

・35メートル高度地区を次の主要幹線道路沿いに指定しました。(水戸街道、浅草通り、蔵前橋通り、新大橋通り、清澄通り、三ツ目通り、四ツ目通りの各一部)
・28メートル高度地区を次の主要幹線道路沿いに指定しました。(明治通り、丸八通り、春日通りの各一部)
・28メートル高度地区を次の地域に指定しました。(東駒形四丁目の一部)
・22メートル高度地区を次の地域に指定しました。なお、第3種高度地区は廃止しました。(東向島三丁目、向島一丁目から三丁目・五丁目、押上一丁目、吾妻橋一丁目から三丁目、東駒形一丁目・三丁目・四丁目、業平一丁目から五丁目、本所一丁目から四丁目、横川一丁目から五丁目、横網二丁目、石原一丁目から四丁目、太平一丁目から四丁目、立川一丁目から四丁目、江東橋五丁目、菊川一丁目から三丁目の各一部)
・22メートル第3種高度地区を次の地域に指定しました。この地区は、22メートル高度の規制に合わせて第3種高度の規制を残しました。(東駒形二丁目)
・最低限高度地区を次の地域に指定しました。第3種高度地区は廃止しました。(八広四丁目から六丁目、東向島六丁目の各一部)
・次の地域は第3種高度地区を廃止し、高度地区の指定がなくなりました。(亀沢一丁目から四丁目の各一部)
「日影規制の変更」
1 用途地域等の見直しに合わせ、北部地域の近隣商業地域の日影規制対象区域の測定面を6.5メートルに指定しました。
2 八広はなみずき通り沿道に不燃化促進事業を導入するため、日影規制対象区域を廃止しました。
今回の用途地域等の見直しに関する次の図書を縦覧しています。
・東京都市計画高度地区
・東京都市計画区域区分

お問い合わせ

このページは都市計画課が担当しています。

平成16年6月24日に用途地域等の見直しを行いました

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