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有限会社コイデ東京 〜木製玩具にかける社長の想い〜

更新日:2020年4月3日

取材日:2020年3月4日

担当者:産業振興課 萩原

有限会社コイデ東京(墨田区東駒形4‐11‐8)

 今回は、木製玩具・部品を製造・販売している有限会社コイデ東京の目黒社長にお話を伺いました。


木製玩具職人の目黒社長

安全・安心な木製玩具を子どもたちへ

 有限会社コイデ東京は、目黒社長が1950年創業の株式会社コイデから玩具部門の営業権を譲り受けて独立し、設立した会社です。同社は1997年から営業を開始しました。木製玩具・部品を製造し全国の百貨店を中心に取引を行っています。
 同社の玩具の特徴は、使用する木材にこだわって作られ、随所に工夫が凝らされていることです。
 長く使い続けられるよう、ほとんどの玩具に耐久性の高いブナの木材が使用されています。
 また、子どもが投げて床や壁に傷をつけたり、人に怪我をさせたりしないよう、意図的に子どもが持ち上げることができない重みのあるつくりにしている玩具もあるそうです。
 他にも、音の鳴る玩具で、安価なものであるとオルゴールがおもちゃの下部に外付けされていることが多いそうなのですが、目黒さんが作っているものはオルゴールが内側に埋め込まれ、ネジ留めされており、子どもが取り出せないようになっています。
 


押したり引いたりすると音楽が流れます

精巧な木製玩具を作る技術

 目黒社長によれば、木製部品の中で、作れる人が特に少ないのは球体と三角錐とのこと。基本的に加工は機械で行いますが、経験によって培われた技術やノウハウがなければ完全な球体や三角錐を作るのは難しいのだそうです。「安価なものでは、球体は平面が残っていたり、三角錐は先が飛んでしまっていたりする」と目黒社長はおっしゃっていました。
 目黒社長は、そうした完全な球体や三角錐をはじめとする、多種多様な木製部品を作ることができる日本有数の職人です。目黒社長いわく、「現在、完全な球体を木で作れる人は、日本に50人もいないと思う」とのことでした。


木製の球体。触り心地はなめらか


ねじ切り加工された部品。熟練の技がなせる精巧な細工だ

子どもが触って楽しい、大人が見て楽しい玩具へ

 同社の玩具は、目黒社長が、これまで海外を渡り歩き、実際に見てきた玩具から着想を得て作られています。現在は、美しい曲線のデザインを実現する、目黒社長の加工技術力の高さに注目したデザイナーからのアプローチを受け、子どもが「触って」楽しめて、大人が「見て」楽しめるデザインの玩具の企画が進められているそうです。具体的には、押しながら前進するとあひるたちが上下に動く「押車」を、本体やあひるを実在する車などに置き換えたものが企画されているとのお話でした。


試作された車。様々なフォルムのものが作られている

目黒社長の想い〜手に取って確かめてほしい、KOIDEの木製玩具の魅力〜

 目黒社長は「KOIDEの玩具を、実際に手に取って触れてみてほしい」とおっしゃっていました。同じ木の玩具でも、使用する木材によって耐久性は大きく異なる上、安全面での工夫も一目見ただけではわからないからです。安価で量産可能な外国製の玩具が市場に出回っている現在、安全面に不安のあるものも少なくありません。しかし、時代の変遷とともに「実際に手に取って、購入する」機会は減り、スマートフォンアプリやインターネット通販サイトを利用して、商品の画像や簡単な説明文だけを見て購入するという人が増えてきています。
 そんな中、目黒社長は「うちに来て、実際に触ってもらうのが一番いい。ただ、実際に手に取ってもらっても、木の違いまでわかる人は少ない。それでも、KOIDEの玩具の価値をわかってくれる人が100人に1人でもいてくれたら」とおっしゃっていました。
 こうした目黒社長のお話を伺い、画像や文章だけで同社の玩具の魅力を伝えきることは難しいと感じました。ただ、この記事をきっかけに、1人でも多くの方が同社を訪れ、精巧な木製玩具の数々に触れ、木の質感や重厚さを体感してほしいと心から願っています。
 最後に、目黒社長、お忙しいところご対応いただき、本当にありがとうございました。

お問い合わせ

このページは産業振興課が担当しています。

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