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【号外】「伝えていく」ということ…100年企業、株式会社谷口化学工業所の挑戦

更新日:2019年6月25日

取材日:2019年6月15日

担当者:経営支援課 小林

株式会社谷口化学工業所(墨田区東駒形四丁目14−2)

 6月15日(土曜日)、北斎美術館の一角で父の日にちなんだイベント「靴みがき教室」が開催されました。
 主催は、株式会社谷口化学工業所。開催にあたっては、同社とつながりのある株式会社黒ばら本舗、東日本金属株式会社、株式会社ショコラティエ川路などの協力を得ており、他都市からも言われている区内企業の「業種にとらわれない横のつながり」を感じることもできました。また、当日の天気はあいにくの雨であったにもかかわらず、親子のほか、外国人のカップル、靴みがきに興味のある方など多くの方が来場。会場は暖かな空気に包まれていました。
 主催の谷口化学工業所は、「ライオン靴クリーム」をメインブランドとする靴クリームとレザーケア製品の専門メーカーです。しかも、創業1910年といわれる歴史の深い企業。これほどの企業が、なぜ、親子向けイベントを開催したのかは、気になるところ。
 そこで、谷口化学工業所の代表取締役専務である谷口弘武(ひろむ)さんに忙しい合間を縫っていただき、お話を伺いました。

未来に向けたアプローチ

 創業100年以上で、自社製品をお持ちであるにも関わらず、なぜ、今回のイベントの開催に至ったのでしょう。

 「弊社の歴史は確かに深く、日本で最初に靴クリームを製造販売したといわれています。ただ、変化することが苦手な部分もあるんです。昨年、新たなことにチャレンジしている幾つもの区内企業に出会いました。この機会を経て、展示会への出展、営業の強化などにも取り組んできました。これらの手応えは感じてはいます。しかし、正直なところまだまだです。もっと、できることがある。そんな想いが今回のイベント開催につながりました。」

靴クリームから伝える日本人らしさ

 イベントに来てくださったお客様は、皆さん良い顔をされていました。でも、御社の製品を知っていただく、買っていただくなら、展示会や催事へ出展された方が効果的なのでは。

 「弊社の製品を知っていただきたいのはもちろんですが、それだけを望んでいるわけではありません。今回のイベントでは、物を大切にすること。これを伝えることも大きな目的としています。」

 「大量生産大量消費の中で、使い捨ての文化が浸透しています。本日参加してくださったお客様の中には、靴が好きで同じ靴を10年以上も履き続けていらっしゃる方が何人もいらっしゃいました。靴みがきに不慣れな方もいらっしゃいました。弊社は、これからも磨き続けてくださる方が満足してくださる製品をお届けしていく必要がありますし、これから靴磨きを始められる方が手に取ってくださる製品をつくっていく必要があります。ユーザーを絶やさず、新たなユーザーを生み出すことは、きっと、少し前の世代までは当たり前であった、物を大切するという心を絶やさず後世に伝えることにつながると信じています。また、弊社の企業理念は『モノを大切にする心』です。ここにも直結すると考えています。」

今も、これからも

 本日参加してくださった子どもたちを見ていると、御社の目的が実現された風景が思い浮かびます。今回のイベントを経て何か得たものはありましたか。

 「新製品開発はこれからも継続してチャレンジをしていきますし、海外進出も実現したいです。ただ、本日のお客様の中には、靴を磨いてはいるもののちゃんとした磨き方が分からないという方が多かったようです。この方々にもっとしっかりと訴えかける仕組みがあってもいいのではと感じました。これらの方々の姿勢が他の方々に広がっていくと想定できたからです。まったくの未定ではありますが、いろいろ考えると楽しくなりますね。」

 「不易流行」という言葉があります。変えるべきものは変え、変えてはいけないものを次代に受け継ぐという意味だそうです。谷口弘武さんが発する想いの熱量から、この言葉が思い浮かびました。これからの株式会社谷口化学工業所の発展が楽しみです。

お問い合わせ

このページは経営支援課が担当しています。

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