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企画展「下町・庶民が見た戦争 寄贈資料からたどる戦時下の記憶」

ページID:692318053

更新日:2007年2月20日

開催期間:平成14年2月16日(土曜日)から3月24日(日曜日)まで
 昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲は、約2時間半余りのアメリカ軍の爆撃により、墨田区域を含む下町全域で、死者約10万人、焼失家屋約27万戸、被災者約100万人という甚大な被害を出したと言われています。
 墨田区には、今も、心の奥底に空襲の記憶を刻む数多くの人々が暮らしています。そして、その記憶を後世に伝えて欲しいとの願いから、100点以上に及ぶ戦時下の資料が区に寄せられています。それらの資料は、罹災証明書などのような、直接、空襲の被災を伝えるものばかりではなく、防空体制や統制経済に関わる戦時統制下の生活をしのばせるもの、また、満州事変や日中戦争などに従軍した出征兵士関連資料など、その種類は多岐にわたっています。
 今回の企画展では、これら墨田区に寄贈された戦時下の資料を一堂に展示し、人々の戦争体験と記憶がいかなるものであったのか、また、下町に暮らした庶民一人一人に戦争は何をもたらしたのか、その意味について考えてみました。
 なお、企画の構成にあたっては、昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲に関わる原体験が、多くの人々の戦争の記憶と認識を規定しているという点を鑑みて、はじめに東京大空襲の実相を写真と実物資料で紹介するとともに、人々の個々の空襲体験に関わる資料を展示しました。さらに、人々の戦時体験をしのばせる思い出深い品々を、「学童疎開」、「軍隊と出征」、「戦時下の統制生活」、「戦時下の組織」というテーマに類別して紹介しました。各展示コーナーは、大局的な時代状況に関わる資料分類になっていますが、一方で、解説では、資料にこめられた「個人」としての戦争体験や「思い」が浮かび上がるよう留意しつつ、叙述・構成しています。こうしたスタンスをとったのは、「個人」の体験と記憶を抜きにして戦争の実相を把握することはできない、という「戦争を見る個の視点」を重視したからにほかなりません。
 企画展が、過去の戦争の惨禍を真摯に見つめ、未来につなげていく平和の一里塚としての役割をいささかでも果たすことができるよう、切に希望いたします。

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