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企画展「黄檗」、子どもの権利条約採択30周年企画展・特集展示

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更新日:2021年2月11日

 令和元年度(平成31年度)は、文化財担当と協同して企画展「黄檗(OBAKU)-牛頭山弘福寺の絵画と墨蹟-」を実施したほか、子どもの権利条約採択30周年にあたることから、以下の企画展や特集展示を実施しました。

企画展「黄檗(OBAKU)-牛頭山弘福寺の絵画と墨蹟-」

展示概要

 黄檗とは江戸時代に伝わった新しい禅で、絵画や彫刻、明朝体なども共に持ち込まれ大変注目された文化でした。区内唯一の黄檗宗(おうばくしゅう)寺院牛頭山弘福寺(ぎゅうとうざんこうふくじ)は、延宝2年(1674)に向島の現在地に開かれました。同寺は絵画や墨蹟を多数所蔵し、絵画については、収納箱や関連資料も含めて墨田区登録有形文化財(絵画)「弘福寺所蔵絵画資料」に登録されています。今回、地元で初めて作品展示が実現しました。
 本展示は、黄檗文化の一端を垣間見ることのできる貴重な機会でした。作品保護の観点から、絵画や墨蹟を3期に分け、他の会期の作品はパネルで紹介しました。また、全期を通じて黄檗の招来から江戸に展開する概略、現在の弘福寺を紹介するエリアを設けました。
  第1期は兆溪元明筆五百羅漢図、喜多元規筆隠元・木庵・鐵牛三禅師像、黄檗を伝えた隠元隆き墨蹟、黄檗様の出山釈迦図、第2期は中国黄檗から弘福寺開山に至る五禅師墨蹟、弘福寺開山鐵牛の師木庵の墨戯、鐵牛の自画賛、江戸時代の弘福寺境内図、第3期は兆溪元明筆五百羅漢図、布袋唐子遊戯図、弘福寺草創期に尽力した小関夫妻像、弘福寺開基稲葉正則像を紹介しました。

会期

 令和元年7月20日(土曜日)から9月23日(月曜日・祝日)まで
(第1期:令和元年7月20日(土曜日)から7月28日(日曜日)まで、第2期:7月31日(水曜日)から9月1日(日曜日)まで、第3期:9月7日(土曜日)から9月23日(月曜日・祝日)まで)

展示関連講演会等を開催しました

ギャラリートーク

 7月21日(日曜日) 午後2時から、午後3時から 講師:川本 恭子 氏(墨田区文化財保護指導員)

講演会

 9月15日(日曜日)「弘福寺の歴史」 講師:川本 恭子 氏(墨田区文化財保護指導員)

子どもの権利条約採択30周年企画展「浮世絵にみる子ども-名所絵とおもちゃ絵-」

展示概要

 昭和34年(1959)、国際連合の総会で児童の権利に関する宣言が採択され、「名前・国籍を持つ権利」「教育を受ける権利」「遊ぶ権利」など子どもに固有の権利が宣言されました。この宣言に基づいて、昭和64年(1989)に児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)が採択され翌年発効されました。日本はこの条約に平成6年(1994)に批准しています。平成31年(2019)は、宣言から60年、条約採択から30年、日本が条約を批准してから25年の年に当たります。
 当館では、開館以来、墨田区域の歴史や文化、地域の名所や風俗などを題材とした浮世絵版画を収集しています。それらの作品からは、隅田川の桜や花火などの美しい風景や、両国界隈の繁栄や歴史ある寺社仏閣を訪れる人々の賑わいがうかがえます。その中には、大人達に混じって子どもたちの姿も描かれています。
 本展では子どもの権利条約採択30周年に際して、5月5日のこどもの日にちなみ、館蔵浮世絵より、子どもや親子が描かれた名所絵や風俗絵、双六や着せ替え、組立絵などのおもちゃ絵を展示して、江戸時代から明治時代にかけての子どもたちを巡る環境や豊かな子ども文化を紹介しました。  

会期

 平成31年4月27日(土曜日)から令和元年7月7日(日曜日)まで

子どもの権利条約採択30周年企画展「教育紙芝居の出発-今井よね・高橋五山・松永健哉-」

展示概要

 紙芝居は日本独自の視聴覚メディアです。現在は主に保育園や幼稚園図書館など教育施設で活用されていますが、元々は明治時代に誕生した紙製の人形を駆使した大衆芸能でした。
 昭和5年(1931)、それまでの「紙」人形「芝居」とは異なる、物語の一場面毎に一枚の絵を描いてそれをめくっていくことでストーリーを展開する「紙芝居」が登場しました。この新しい紙芝居は、瞬く間に子どもたちを魅了しました。しかし、子どもたちの好みに応えようとするあまり、内容は扇情的、猟奇的になりがちでした。そのため教育者や保護者達等の大人達からは批判の対象になりました。
 そのような中、社会活動家や宗教教育者などの一部に紙芝居を教育的に利用する動きが見られるようになります。本所区林町(現墨田区立川)の自宅で教会を開いていた今井よねもその一人でした。今井は紙芝居の枚数や脚本などの形式を整え、印刷・出版し、現在まで続く教育紙芝居の原形を創り出しました。
 本展では、紙芝居の発展に寄与した今井よねと、ともに教育紙芝居の草創期を支えた、高橋五山、松永健哉の三人の紙芝居制作者の活動を通して、本所で育まれた児童文化財である教育紙芝居の歴史を紹介しました。

会期

 令和元年10月5日(土曜日)から12月1日(日曜日)まで

子どもの権利条約採択30周年企画展「保育のまち すみだ-子育てを支えて1世紀-」

展示概要

 墨田区で現在運営されている中で最古の保育園は、今年度100周年を迎え、今後も区立・私立の3園が100周年を迎えます。それら区内の保育園の歴史をたどる企画展を実施しました。
 区内最初の保育園は、鐘紡が工場内に設けた鐘淵紡績乳児託児所で、明治35(1902)年のことでした。現在も続く保育園では興望館保育園が、大正8(1919)年5月に設立されたセツルメント「興望館」での託児から始まります。公立保育園では、大正10(1921)年に東京市江東橋託児所が置かれ、それが現在の区立江東橋保育園になります。
 興望館や江東橋託児所は関東大震災で焼失しましたが、再建されました。また、震災を契機に、東大セツルメント託児所や光の園保育学校などが活動を始めました。戦争に向かう厳しい時代でも、厚生館保育園のように新たに活動を始める保育園もありました。東京大空襲により多くの保育園と関係者が大きな被害を受けました。戦後も復興や新設が続き、現在は認可保育所が81園になっています。
 新たな試みで、全体像をようやく示しただけですが、大きな反響をいただきました。今後も調査を継続し、適宜展示する予定です。

会期

 令和元年12月14日(土曜日)から令和2年2月11日(火曜日・祝日)まで

展示関連講演会を開催しました

 12月21日(土曜日)「愛育隣保館の保育事業と疎開保育」 講師:東京福祉大学講師 西脇 二葉 氏

子どもの権利条約採択30周年特集展示「コドモとマナビ-くらべてみよう、今むかし-」

展示概要

 現代社会では、すべての子どもには等しく教育を受ける権利があります。しかし、このような考え方は近代以降に形成されたものでした。前近代の社会では、庶民の子どもは生活を支える労働者予備軍として育てられ、子ども=「子宝」という考え方が確立したのは近世になってからといえます。
 本展示では、江戸時代の子どもの墓から出土した副葬品といった埋蔵文化財や墨田区内の寺子屋に関する資料、双六や浮世絵など教材として使用されてきたさまざまな資料を通じて、子どもを取り巻く環境や「子ども観」の変化とともに、むかしの子ども達の「学び」について紹介しました。

会期

 令和2年2月8日(土曜日)から令和2年4月12日(日曜日)まで
 ※令和2年2月29日から5月31日まで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館となりました。

お問い合わせ

このページはすみだ郷土文化資料館が担当しています。

平成31年・令和元年度

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