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飲み水の衛生

ページID:335950749

更新日:2023年2月27日

1 ビルやマンションの飲料水

中高層のビルやマンションで、水道水を「受水槽」や「高置水槽」と呼ばれるタンクにため、各階に給水している施設では、タンクの維持管理が適正にされていないと、飲料水が汚染される事故が起こることがあります。
受水槽の有効容量が10立法メートルを超えるものについては、簡易専用水道として維持管理が水道法により定められています。
一方、小規模なビルやマンションなどに設置されたそれ以下の小規模給水施設は水道法による規制はありませんが、事故を防ぐためには、ビルの所有者の自主的な日常の点検と適切な管理が大切です。
(1)日常の点検管理方法
ビル所有者の行う点検管理の主な内容は以下のとおりです。
毎日1回 透明なコップに蛇口から水をとり、異常がないかを確認してください。
・色はついていないか
・濁りはないか
・塩素(消毒薬)臭以外のにおいはないか
・異常な味がしないか
毎月1回 タンクの状況を確認してください。
・タンクにひび割れ等がないか
・通気口や排水口に防虫網を取り付けてあるか
・タンクのフタが腐食したり破損していないか
・タンクのフタにはカギがついているか
・タンクに汚水等が入らないか
・タンクの中に異物がないか
・タンクの周囲は点検がしやすいように整頓されているか
毎年1回 タンクの中を清掃しましょう。
・専門の清掃業者に委託し、タンク内を清掃します。
・一般家庭用の小さなタンクの場合は、点検の結果、汚れている場合には清掃しましょう。
(2)タンク水の衛生相談

タンク水の衛生相談

保健所では、これらの給水施設の維持管理方法や飲み水についてのご相談を受け付けています。
また、簡易な検査も実施しています。
検査を希望する方は、よく洗った容器に蛇口からとった水を200ミリリットル程度入れてお持ちください。
(検査内容としましては、塩素濃度が問題ないか、水が濁っていないか、などに限ります。)
日時:平日午前8時30分から午後5時まで
場所:墨田区役所5階 生活衛生課
費用:無料
なお、ご相談は区内にお住まいの方に限らせていただきます。

2 水道水の塩素消毒と「赤水」

水道水には消毒のために「塩素」が入っています。この「塩素」には殺菌能力があるので、仮に水道水に細菌が混入しても、重大な事故を防ぐことができます。しかし、この「塩素」は時間とともに濃度が低下するほか、沸かすことでも減少していきます。このため、長時間停滞したままの水や一度沸騰させた湯冷ましでは消毒薬の効果がなくなっているので、細菌が繁殖しやすくなっています。
その一方で、消毒に使う「塩素」は金属のサビを進行させる作用があるため、給水管がサビやすくなります。とくに鉄の給水管が使われている古いビルやマンションでは、サビで水が赤くなる「赤水」が発生することがあります。

3 浄水器の使用における注意点

・最近、水道水の「におい」や「赤水」が気になるということから、蛇口に浄水器を付けるご家庭が増えています。しかし、浄水器は「におい」や「サビ」だけでなく、水道水に含まれる消毒薬(塩素)まで取り除く効果もあります。このため、浄水器の中で細菌が増えやすくなるので注意が必要です。
・長い間浄水器を使わなかったときは、しばらく流して浄水器にたまった水を入れ替えてから飲み水として使いましょう。
・浄水器のろ過材は定期的に交換しましょう。また、日常の点検も行いましょう。

4 災害時の水の確保

地震などの災害時に備え、飲料水の確保が重要な課題になります。一般のご家庭でも災害対策として飲料水を保存される方が多くなっています。
保存する時は下記の点に留意しましょう。
(1)市販のペットボトル入りの水を保存する場合
封を切らずに冷暗所に保存し、期限表示を目安に新しいものと交換してください。
(2)水道水を保存する場合
白いポリタンクを用意し、水道水でよく洗います。このポリタンクに水道水を満タンに入れ24時間放置します。その後、再度新しい水道水を満タンに入れ替えて冷暗所に保存します。常温で3日間程度保存できます。

お問い合わせ

このページは生活衛生課が担当しています。

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