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株式会社エスイーフォー ~人間とロボットの協働で宇宙産業革命を起こす!~

ページID:862372381

更新日:2023年8月22日

取材日:令和2年2月20日
担当者:産業振興課 笹原

株式会社エスイーフォー(SE4)(墨田区立花5-9-5 テクネットすみだ2階)

 株式会社エスイーフォーの 事業開発担当 サムさんと広報担当 久保木さんにお話を伺ってきました。

事業開発担当のサムさんのお写真
お2人を代表して 事業開発担当 サムさん

人間とロボットのコミュニケーションに革命を

 株式会社エスイーフォー(以下、SE4)は、時間や距離を超えてロボットの遠隔操作を可能とするソフトウェアを開発するスタートアップ企業で、2018年に創業しました。昨年12月から、工場アパート「テクネットすみだ」でマイクロショベルカーの遠隔操作システムの開発・実証実験を行っています。
 ロボットに搭載されたカメラにによってスキャンされた現場の環境をVR(仮想現実)上に再現し、人間が遠隔操作で指示すると、ロボットは人工知能を使って自律的に作業を実行することができるシステムです。人間とロボットは一対一の操作ではなく、一人の人間が複数のロボットを同時に操作することができます。
 人間の直感的な意思を実行してもらうため、ロボットにすべての作業を任せるのではなく、「遠隔操作」と「人工知能」によって、ロボットと人間のコミュニケーション力に革命を起こす技術です。
 SE4は、最終的には宇宙での建設等インフラ整備時に自社システムが活用されることを目標に掲げています。

VR上に再現された現場を見ながら、コントローラーでロボットに指示をする様子のお写真
VR上に再現された現場を見ながら、コントローラーでロボットに指示をする様子。


青が掘削したい場所。赤がすくいあげたものを置きたい場所。

建設現場・深海での遠隔操作を目指す

 宇宙でインフラ整備をするための課題として挙げられるのが、通信遅延です。その遅延は地球と月との間では往復約3秒、火星との間では片道最大20分以上に及びます。その問題を解決するためのシステムを開発しているSE4。会社名には、数学のユークリッド係数(縦・横・奥行の軸を表す係数)であるSE3に「時間軸」を追加して、『VRと遠隔操作で「遅延の問題を解決する」』思いが込められているそうです。
 宇宙の遅延環境下での利用を想定し、まずは、地球上の通信遅延環境である遠隔地や深海での実証実験と、建設機械等を用いた、操作精度の向上のための開発を行っており、今後のサービス提供を目指しています。

 テクネットすみだでは、主に建機を用いた「掘削」作業のシステム開発をしています。オートバイ程の大きさのマイクロショベルカーを改造して、指定範囲に穴を掘る作業を遠隔操作するシステムです。簡単に建機を操作できるようにすることで、宇宙での建設作業を誰にでも可能とするだけでなく、建設現場の人手不足の解消にもつながります。

テクネットすみだで改造中のマイクロショベルカーのお写真
テクネットすみだで改造中のマイクロショベルカー

 同システム技術を除雪作業に応用するため、今年1月には岩手県滝沢市で実証実験を行いました。

除雪の実証実験の様子のお写真
除雪の実証実験の様子

「宇宙へ移住」を夢見て

 SE4のCEO(最高経営責任者) ウィルソンロクランさんは、VR用ヘッドマウントディスプレイを開発する会社にてCTO(最高技術責任者)を務められていました。その研究開発当時に、「VRを使って人間とロボットが同じ環境を見られたら、より直感的な動き、効率的な作業ができるのでは!?」というアイデアを思いついて開発を進め、SE4を創業する運びになったそうです。

 また、ウィルソンロクランさんは子どもの頃、「月に人が住める未来の実現」を夢見ていたそうで、「宇宙産業革命に関わる技術の進歩を促進し、自分が生きている間にそれを実現したい。」という思いが、世界9か国から集まっている社員全員の想いになっていったそうです。

SE4が描くビジョンの画像
SE4が描くビジョン

 「私も子どもの頃、宇宙に興味があった。SE4は同じ夢を見られる人が集まっている。」とサムさん。久保木さんも「生きているうちに月に人が住めるようになるところを見たい」とおっしゃっていて、技術の可能性と宇宙への憧れについて、お2人は熱く語ってくださいました。

VRと遠隔操作で宇宙産業革命を

 「NASAが目標に掲げる2030年代の火星有人探査の実現を視野に、宇宙での開発時にSE4の技術を使用したいと考えている。また、開発を重ねる中で宇宙のみならず地球でも活用できる可能性も見つかってきた。どんなロボットにも搭載でき、宇宙でも通用する精度のソフトウェアを作っていく。」と宇宙産業革命を起こすべく、開発への想いを教えてくださいました。2021年には、海中などの実際に通信遅延が発生する環境での実験を予定しているそうです。

 新しい技術と宇宙への夢が膨らむお話をたくさん伺いました。近い将来、月や火星でインフラ整備が実現し、人が住めるようになるかと思うと、とても胸が躍ります。
取材にご協力いただき、ありがとうございました。
 

取材先会社概要(令和2年2月20日時点)

  • 株式会社エスイーフォー
  • 所在地:(本社)台東区浅草橋3-20-18 第八菊星タワービル6F

テクネットすみだ2階ベンチャー用ラボスペース その他の入居者(令和2年2月20日時点)

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このページは産業振興課が担当しています。

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