すみだの熱中症対策が今年も始動【令和6年6月6日】

熱中症リスクが高まる季節がやってきた。今年もオールすみだで熱中症対策！

　今年も、5月から気温が高くなる日も多く、この時期から熱中症により救急搬送される患者も多くなってきます。区では、今年度も様々な熱中症対策に取り組みます。
　平成 23 年度から、区内の高齢者施設で猛暑避難所『涼み処』を開設し、高齢者を始め、多くの方に休憩スポットとして活用されました。令和5年度には、墨田区薬剤師会と連携し、『すみだ熱中症対策プロジェクト』を開始。プロジェクトに賛同した一部薬局を『ひと涼みスポット薬局』として指定し、一時休憩所として活用、塩飴や経口補水液の配布などを行ったほか、「熱中症予防セミナー」や「熱中症対策川柳コンテスト」などを通し、熱中症対策の啓発も行いました。同プロジェクトは、環境省の「令和
5年度地方公共団体における効果的な熱中症予防対策の推進に係るモデル事業」に採択されました。
　今年度は、改正気候変動適応法の施行に伴い、区の取組みもさらにパワーアップして実施します。公共施設で指定要件を満たす 33 か所（上記『涼み処』15 か所を含む）を「クールスポット」として指定し、体調不良の方など緊急時のために飲料や冷却材を配備します。なお、熱中症特別警戒アラートの発表時においては、「指定暑熱避難施設（クーリングシェルター）」として機能します。さらに、「クールスポット」と同等程度の要件を満たす施設を公募し、「クールスポット協力施設」として順次指定していきます。
　なお、墨田区薬剤師会との連携事業は引き続き実施し、『ひと涼みスポット薬局』35 か所（6/1 現在）での一時休憩受け入れや、熱中症予防の普及啓発を行っていきます。6 月 30 日（日）に実施する「熱中症予防セミナー」に加え、今後は、熱中症予防イベントの開催など、さらなる普及啓発を図ります。
　区の担当者は、「区民の方だけでなく、区を訪れる方にもすみだの熱中症対策の取組みについて知っていただきたいと思います。今年の夏も元気に乗り切れるよう、墨田区薬剤師会や民間企業などとの連携し、さまざまな熱中症対策を進めていきます。」と話します。オールすみだで取り組む本区の熱中症対策に、今後もご注目ください。