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帯状疱疹に気をつけましょう

ページID:278656464

更新日:2023年8月1日

どんな病気?

 帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。水疱が見られる2~3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。通常は2~4週間で皮膚症状がおさまります。
 子どもの頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
 原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスに対しては、成人の9割以上が抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。

予防と治療

 予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。さらに、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。
治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的といわれていますので、痒みや痛みのあとに水疱が出現したりしたときは、できるだけ早く受診しましょう。

予防接種(任意予防接種)

 帯状疱疹の予防に使用できるワクチンは、(1)乾燥弱毒生水痘ワクチンと(2)乾燥組み換え帯状疱疹ワクチンの2種類があります。
(1)乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン):水痘の原因となるウイルスと帯状疱疹の原因となるウイルスは同じです。水痘の予防のために使用する生ワクチンは、帯状疱疹の予防に対しても効果があります。皮下に1回接種が必要です。
(2)乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」(不活化ワクチン):帯状疱疹の予防にのみ適応があります。筋肉内に2回接種が必要です。1回目の接種から2か月以上の間隔を開けて2回目を接種します。
 接種回数や接種部位、有効性、費用に違いがあります。詳しくは医療機関にお問い合わせください。

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