すみだ区報2020年1月11日号

特集

菊がつないだ小布施とすみだ

小布施と巴錦

様々な種類の菊の中でも、一際目を引く菊、巴錦(ともにしき)。花弁の内側は朱色、外側は黄金色のとても華やかな菊です。起源ははっきりと分かっていませんが、遅くとも1800年代の初期から小布施で育てられ、小布施を訪れた葛飾北斎の作品「菊図」にも描かれています。

北斎巴錦

「菊図」(左図)©一般財団法人北斎館
中央の菊が北斎巴錦。実物と照らし合わせると、花弁が開いた様が見事に描かれているのが分かります。この作品は、同財団が運営する北斎館(長野県上高井郡小布施町大字小布施485 TEL:026-247-5206)で観ることができます。*1月19日までは、すみだ北斎美術館(亀沢2-7-2)で展示

保存会の皆さん
前列左から関谷邦彦さん(会長)、石川武司さん、後列左から市川武彦さん、田中利和さん、安田正一さん、石井 みどりさん