すみだ区報2022年1月1日号

特集

新春対談 応援する中で生まれた(きずな)()かして

墨田区はどんなところ?

お二人にとって墨田区はどんなところですか。

三浦さん
私は生まれも育ちも墨田区で、やっぱり親しみがあってここから離れられないなと思います。

横田さん
新体操を始めて少ししてからは海外に滞在することが多く、あまり帰ってくる機会がなかったんですが、皆さんがポスターや垂れ幕などを作ってくださったおかげで、帰ってくるたびに元気や勇気をいただき、それが自分の頑張る源になっていました。

お二人のことを、多くの区民の皆さんが応援しています。ぜひ、区民の皆さんへメッセージをお願いします。

三浦さん
私は年齢とともに戦っているので、ぜひ、皆さんに引き続き応援していただきたいです。それから、皆さんにも年齢に負けずに、健康を維持していただきたいなと思います。

横田さん
私は現役生活に一度区切りをつけ、社会人として生活していますが、たくさんの方々のおかげでここまで頑張ることができました。また、コロナの影響で本当に大変な状況の中、開催できた東京2020大会も、皆さんのおかげだと思っています。この感謝の気持ちを、違うかたちでどんどん恩返ししていきたいです。

区長
お二人のことを、区民の皆さんとひとつになって応援してきましたが、このような感謝の気持ちを表していただけると、本当に嬉しく感じますね。コロナの影響で大変でしたが、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催できてよかったと改めて思います。お二人を皆で応援する中で、絆やつながりができたことも大変嬉しく思います。

2022年の抱負を聴かせてください。

三浦さん
引き続き、区内の小・中学校等でパラリンピックの経験を伝えていきたいと思います。小・中学生たちと触れ合うと、自分ももっと頑張らなくちゃと思えるんですよ。その子たちが応援してくれるようになったら、さらに力になりますね。また、皆さんには、東京2020パラリンピックが終わった後も、次のパリ大会まで同じ気持ちと熱量を維持していただきたいです。そのためには自分も頑張って努力しなくてはいけませんし、競技者としても出場をめざしていきたいと思います。

横田さん
私はリオデジャネイロ大会後、一度母校の両国中学校で講演させていただきましたが、その後はなかなか日本にいることがなくて、区内ではオリンピック選手としての活動があまりできていませんでした。今後は、新体操やオリンピック・パラリンピックを応援してくださる方が少しでも増えるよう、活動していけたらいいなと思っています。

区長
お二人のすみだへの(おも)いがひしひしと伝わってきました。区民として、お二人のことを誇りに思います。三浦さん、横田さん、今後もお二人のご活躍を期待しています。

そして、私も区長として、障害のある方もない方も誰もがスポーツに親しみ、楽しむことで生涯にわたって健康でいきいきと過ごせるまちをめざしていきたいと思います。本日はありがとうございました。