すみだ区報2022年1月11日号

文化・スポーツ

二代葛飾北斎(にだいかつしかほくさい)徳川家康束帯座像(とくがわいえやすそくたいざぞう)」(肉筆画)

すみだ北斎美術館で開催中の企画展「北斎で日本史〝あの人をどう描いたか〞」展の見所を紹介します。

江戸幕府の初代将軍、徳川家康の肖像画です。当時、浮世絵師が将軍を描くことは非常に珍しく、さらに落款の上部には「恐惶頓首百拝(きょうこうとんしゅ) 北斎拝写」とあります。「恐惶頓首」は手紙の末尾に記して相手への敬意を表す言葉で、当時の人々が、幕府に対して敬意をもっていたことがわかります。作者は二代葛飾北斎で、北斎の画号を継いでいますが、いまだわからないことが多い人物です。

本作品は「北斎で日本史〝あの人をどう描いたか〞」展の前期(1月23日まで)で展示されています。

とき2月27日(日)までの午前9時半~午後5時半
*入館は午後5時まで
ところすみだ北斎美術館(亀沢2-7-2
入館料
▼一般=1000円
▼高校生・大学生・65歳以上の方=700円
▼中学生・障害のある方=300円
▼小学生以下=無料
*観覧日当日に限り、常設展も観覧可
問合せすみだ北斎美術館 TEL:03-6658-8936

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、展示の中止や会期等が変更となる場合があります。ご来館の際は事前に、すみだ北斎美術館のホームページで開館状況をご確認ください。

問合せ文化芸術振興課文化芸術担当 TEL:03-5608-6115