委員活動で地域の方とお話をする際、私は「聴くこと」に徹するよう心掛けています。特に高齢の方は、その方が生きてきた歴史や価値観がありますので、決して否定はせずに、また私一人で問題を解決しようと思わないようにしています。民生委員・児童委員はあくまでも「つなぎ役」。お話を聴く中で見えてきた課題を解決するために関係機関を紹介し、必要な支援につなぎます。
困りごとや相談ごとの有無に関わらず、まずは「話し相手」として民生委員・児童委員に声を掛けてください。一緒にお話しする中で、自分でも気づいていない悩みや問題が見えてくるかもしれません。せっかく同じ地域に暮らしているのですから、自分は一人だと思わずに、身近に頼れる民生委員・児童委員がいることを知って、私たちに遠慮せずに声を掛けてみてください。
荒木田 一裕さん