すみだ区報2022年10月11日号

特集

チームめろんぱん 実はこんな〇〇があった!? 施設の裏側

すみだトリフォニーホール

誇れるホール
住所錦糸1-2-3
大ホール1801席(取材時の8月は照明のケーブルリー誇れるホールルやワイヤレス機材の工事を行っていました。公演は、秋から冬にかけて多いため、ホールが空く8月にメンテナンスを行うことが多いそう。)
小ホール252席
練習室3室

メンテナンス中の大ホール(8月)
主に教えてくれたのは 佐藤優介さん

公演成功の秘けつ

公演の成功のため、多くのスタッフが舞台の裏側を支えています。各担当者は息を合わせ助け合うため、自分の役割に加え、お互いの役割を理解する必要があるそうです。そんな舞台の裏側の一部をご紹介します。

音響調整室
公演時に欠かせないアナウンス、効果音、BGMなどを流しています。マイク音量の調整や、公演の録画も行います(写真下)。

照明室(ピンルーム)
動く人をスポットライトで照らしながら追っていきます(写真下)。

調光室
全体の照明を調整しています。

ひとつの舞台を形に

皆さんが楽しむ公演を開くまでに、たくさんの過程があります。

公演・本番の1か月前(打合せ)
舞台のスタッフさんは、利用者さん(舞台に立つ人)と打合せをします。当日どんなことをしたいのか、人や照明の位置や順序などを話し合いながら仕込みをします。そのままでは対応が難しい要望は、形ややり方を変えて、できるようにするのも大事な仕事の1つだそうです。

公演当日(準備・リハーサル・本番・片付けなど)
中でも、リハーサルは舞台に立つ人だけでなく、それを支える音響や照明などを担当する人にとっても重要なものです。そして何よりも、お客様の安全に気を配って運営をされているそうです。

貴重な体験をしました!

「朗読劇を公演する」という設定で、舞台を作る体験をさせていただきました。スタッフさんが照明や幕の開閉などを担当し、私たちが交代で「音響」と「舞台で朗読をする人」を担当。効果音や BGMを流す音響担当は、朗読に合わせて音源を流したり音量を上げ下げしたりと、舞台に立つのと同じくらい緊張しました。

舞台の裏側は、公演成功のカギを握るとても重要な役割を担っていることがわかりました。もとは舞台に立つ演奏者だったというスタッフさんもいて、そんな裏側に興味を持って現在に至るそうです。

開館は今年でなんと!?

日頃からインターネットなどで手軽に音楽を聞くことができるうえ、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、直接演奏を聴く機会は減っているかと思います。でも皆さん、今年、すみだトリフォニーホールは開館25周年、同ホールを活動の本拠地とする新日本フィルハーモニー交響楽団は創立50周年という節目の年を迎えます!新日本フィルハーモニー交響楽団50周年の記念公演なども行われます。すみだにある素晴らしいホールで、生の演奏を、ぜひ、聴いてください。