すみだ区報2022年11月11日号

特集

栃木県鹿沼市の絶品グルメを紹介します!
グルメなまち「鹿沼」をほおばる

知ってた?鹿沼は「シウマイのまち」!

様々な絶品グルメがある鹿沼市ですが、忘れてはいけないのがかぬまシウマイです。シウマイといえばおなじみの「崎陽軒」ですが、その初代社長である野並茂吉氏の出身地が、ここ、鹿沼市なんです。そのご縁をきっかけに、また、事業発足当初は新型コロナウイルス感染症の影響で町全体が落ち込んでいる中でもあったので、町おこしの一環になればという願いも込めて、「シウマイのまち」としてのPRを始めました。ちなみに〝シューマイ〞ではなく〝シウマイ〞なのは、野並氏が栃木なまりで「シーマイ」と呼んでいたことがきっかけと言われています。

新型コロナウイルス感染症が流行し始めた令和2年4月に崎陽軒に協力を依頼しスタートしましたが、たくさんの課題を抱えながら、打合せ等もままならず、プロジェクトは難航しました。それでも、崎陽軒と連携しながら市内の飲食店等に向けたシウマイ講座を開いたり、呼びかけを行ったりしていくうちに、まちづくりに賛同してくださる方々が増えて、今や市内の約60店舗がオリジナルのシウマイを提供しています。あつあつジューシーな定番のものから、シウマイをイメージしたスイーツまで、こだわりの詰まったシウマイが勢ぞろいです。

また当時、鹿沼市で産出される「深岩石」と呼ばれる石を使ったシウマイ像を創るという取組も行いました。東京藝術大学の協力のもと製作し、野並氏が残した「シウマイは握って作った」という調理記録から〝握る〞を像の内側に表現しています。正面の穴からのぞくと、その造形が見えますよ!

今後は、新鹿沼駅で冷凍シウマイの販売機の設置や、市内のおすすめシウマイ店をめぐる「シウマイタクシー」、さらには宇都宮市内~鹿沼市内をつなぐ主要路線 バスを「シウマイ餃子(ぎょうざ)ライン」という愛称で運行することを企画しています。

宇都宮といえば「餃子」、佐野といえば「佐野ラーメン」、そして鹿沼といえば「かぬまシウマイ」です!ぜひ、鹿沼市のシウマイをご堪能(たんのう)ください。

メイン写真提供/笑福シウマイ

鹿沼シウマイ公式ツイッター