(目的)

第1条　この要綱は、誰もが必要な情報を容易に入手することができる環境を整備するため、難聴者、高齢者等で補聴器を使用している者が、広い会場での会議、講演会等でも音声を正確に聞き取れるよう、携帯用磁気ループ及び周辺機器等(以下「機器」という。)の貸出利用について必要な事項を定めるものとする。

(貸出機器)

第2条　区が貸し出す機器は、別表のとおりとする。

(貸出対象者)

第3条　機器の貸出対象者は、次に掲げる者のうち、区内の屋内施設を利用し、聴覚に障害のある者が参加する講演会、会議等を主催する者とする。

(事前説明)

第4条　機器の貸出しを受けようとする者は、事前に貸出しを受ける機器の取扱方法等について説明を受けなければならない。

(貸出手続)

第5条　機器の貸出しを受けようとする者は、貸出しを受けようとする日の属する月の前月の1日から当該貸出しを受けようとする日の前日までに、あらかじめ貸出しの申込みをした上で、磁気ループセット貸出申請書兼借用書(第1号様式)を区長に提出しなければならない。

(貸出しの不承認)

第6条　区長は、次のいずれかに該当すると認めるときは、機器の貸出しを承認しない。

(貸出期間等)

第7条　機器の貸出期間は、貸出しを受けた日から5日以内とし、貸出予定日及び返却予定日は墨田区の休日を定める条例(平成元年墨田区条例第1号)第1条第1項各号に掲げる日(以下この条において「閉庁日」という。)以外の日(以下この条において「開庁日」という。)とする。

(費用)

第8条　機器の貸出しに係る費用は、財産の交換、譲与及び無償貸付け等に関する条例(昭和39年墨田区条例第7号)第7条の規定により、無料とする。

(目的外使用等の禁止)

第9条　借受者は、機器を、この要綱に定める目的以外の目的に使用し、又は他人に使用させてはならない。

(機器の取扱い)

第10条　借受者は、機器を常に良好な状態で使用しなければならない。

(機器の返還)

第11条　区長は、借受者が次のいずれかに該当するときは、直ちに機器を返還させることができる。

(損害賠償)

第12条　借受者は、機器を紛失したとき、又は機器に重大な損傷を与えたときは、区長が相当と認める損害額又は現品により賠償しなければならない。

(委任)

第13条　この要綱に定めるもののほか、機器の貸出しについて必要な事項は、福祉保健部長が別に定める。