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令和3年度

ページID:736672025

更新日:2024年1月30日

本会議での代表質問について掲載しています。

テーマ1 笑顔あふれるまちすみだ

中学生議員からの質問

 私は、中学生が小学生と遊びや勉強、運動を一緒にする、交流サークルの発足を提案します。
 この交流サークルは、区内の中学生がボランティア活動の一環として行い、放課後や休日や祝祭日に、中学校や小学校の校庭や体育館、空き教室等を使って行うものです。この活動は、区内10校の中学校で行います。各校の生徒会や有志などの代表者が集まり、意見交換等を通して活動の内容を企画します。各校で進めるよりも、区内の中学校で協力して企画、運営をすることで、よりよいアイデアが生まれると考えます。また、年に何回か、全中学校で行う合同のイベントを企画するなどし、墨田区全体でこの活動を盛り上げていきたいです。
 この活動の目的は3つあります。
 第一は小学生の居場所づくりです。一人っ子の児童、友達が作れず悩んでいる児童、1人で宿題をすることができず困っている児童を想定しています。中学生ボランティアスタッフは小学生と年齢が近いので、親しみやすく参加しやすいものになると考えます。小学生だった頃の経験を生かし、相談に乗ることもできるはずです。
 第二は保護者にリフレッシュしてもらう時間の確保です。保護者が家で子供の遊び相手をしたり宿題を見たりする時間を少しでも軽減することで、時間に余裕が生まれ、子育ての負担やこれから子育てをする世代の子育てへのハードルを下げることができ少子化対策にも良い影響を与えることができると考えます。
 第三は異世代交流です。中学生と小学生との交流だけでなく、小学生が高齢者施設などでボランティア活動をすることも考えています。高齢者施設に中学生がボランティアで行くことはよくありますが、小学生が参加できるような活動を中学生が企画し、小学生をサポートしていきたいと考えます。この活動をすることで、中学生が企画するボランティア活動が区内に根付き、次の世代へ伝えて行けると考えます。
 この交流サークルを実現するために、墨田区にお願いしたいことがあります。中学生がボランティア活動を理解するための講座の設立、ボランティア活動の監督をしてくださる大人の手配です。監督をしてくださる大人の方は、地域の方々であると良いと考えています。
 この提案に対する、区の考え方を伺います。よろしくお願いします。

区長からの答弁

 ただ今のご質問にお答えします。
 まず中学生による小学生との交流サークルの発足についてです。
 ボランティア活動の一環として中学生が区内の小学生と交流するという提案は友達作りや宿題などで困っている小学生の居場所となり、また、子育て中の保護者の方が安心して交流サークルに子どもを預け、自分の時間を確保するなどリフレッシュにもつながると思います。小中学生が交流することは大切であり、ただ今提案をいただきましたので、今後具体的にどう進めていくか、詳細な運営方法の検討をしていきたいと思います。
 その進め方としては、各学校から生徒会役員が集まり、話し合いが行われる生徒会サミットでこの案を提案する方法が考えられます。そこでこの活動の趣旨や運営方針などの意見を出し合い、取りまとめたうえで先生方からアドバイスを受け、実現に向けて具体的に取り組んでいただきたいと思います。
 次に交流サークルを実現するために中学生がボランティア活動を理解する講座の開設についてです。  
 墨田区には学校支援ネットワークという事業があり、その中に様々な出前授業が出来る団体が登録されていますので、希望に合わせてご紹介します。交流サークルの監督の選任については各学校の生徒会担当の先生と話し合い、具体的なアイデアを出してみてください。また、すみだボランティアセンターではボランティアに関する各種相談を受け付けています。
 中学生が企画するボランティア活動が区内に根付き、次の世代へ伝えていけるという考えを私は非常に頼もしく感じており、中学生の皆さんにはこれからの墨田区を支える力となっていただきたいと思っています。私も皆さんと一緒に「笑顔あふれるまち すみだ」の実現を目指し、全力で取り組んでいきます。
 以上でご質問に対する答弁を終わります。

中学生の提案が実現しました

令和3年度 テーマ1 笑顔あふれるまちすみだ

テーマ2 安全安心なまちすみだ

中学生議員からの質問

 私は地域で防災に対する意識を高めるために起震車などによる防災活動の啓発を提案します。
 起震車は小学校などで体験することが多いですが、大人になってからはこのような機会が減り、防災への意識が疎かになっていると思います。内閣府の防災に関するアンケート調査によると、地震に対する関心や不安はもっていても、防災イベントなどに積極的に参加する方は2割程度となっています。
 そこで、起震車が大きな公園や広場をまわり、起震車体験の機会を増やすことで、防災意識を高めたいと思います。また、地震の際の家具の転倒を防ぐための方策なども伝える機会をつくりたいと思います。
 そして、この取り組みを区民に周知してもらうため、小学校・中学校でポスターを制作し、街の掲示板などで知らせたいです。小学生・中学生が作成することで保護者や地域の方々にも情報の輪が広がりやすいと考えます。さらに、可能であれば家のポストに日時や概要を書いた便りを投函しておくのも効果的だと思います。
 そしてもう一つ、土嚢倉庫や避難ルート確認のための地域巡りを提案します。区民の皆様に避難ルートや避難所を広く把握してもらうために参加する方の年齢層を幅広く設定した上で地域巡りをしたいと思います。避難所や避難ルートの確認だけでなく、新たに土嚢倉庫の確認も交えるといい効果があると思います。
 さらに、備蓄品にはどのようなものが必要か、訪れている場所が海抜何メートルで、どれほどの時間で津波が来てしまうかなどのクイズを出しつつ、地域巡りをしたいと思います。その案内役に中学生ボランティアを募り、自分たちが教える立場に回ることによって中学生の知識もより深まり、地域全体で防災に対する意識が高まるのではないでしょうか。
 これらの案が実現できれば、年齢、世代を問わずに地域全体で防災意識が高まり、急な災害時にも皆で支え合って対応できるようになっていくと思います。この提案に対する区の考え方を伺います。よろしくお願いします。

区長からの答弁

 ただいまのご質問にお答えします。
 まず起震車などによる防災活動の啓発についてです。
 起震車を体験する機会としては、皆さんも参加したことのある小中学校での防災訓練や町会・自治会などが自主的に行っている訓練があります。その他にも「すみだまつり・こどもまつり」や皆さんの代表の方が参加している「墨田区総合防災訓練」といった行事などがあります。私も様々な方に体験していただくことが重要と考えており、さらに周知を図っていきます。
 また、家具の転倒防止などを呼び掛けるポスターを小中学生が作成し、地域の方々にお知らせするなど、防災対策の普及啓発の役割を担っていただくことを非常に心強く思います。これからも小中学生に協力いただきながら、防災意識を高める取組みの輪が広がるよう区としても支援していきます。
 次に、避難所や避難ルートの地域巡りについてです。
 すでに一部の学校ではPTAの行事として行っているところもあります。また、大学や町会・自治会の方が連携して「防災遠足」と題して実施している例もあります。提案のあった「土嚢ステーションの確認」や「中学生ボランティア、中学生自主防災組織の皆さんがクイズを出しながら避難所や避難ルートを案内する取り組み」は、地域住民だけでなく中学生の皆さんも、楽しみながら災害時の行動を確認できるよい機会にもなります。今後、「地域の防災意識をさらに高めるにはどのようにすればよいか。」を考える際の参考にさせていただければと思います。
 ご存知の通り、ここ数年、頻繁に日本各地で自然災害が発生しています。そのような中で、議員が提案する、「年齢、世代を問わずに地域全体で防災意識が高まり、急な災害時にも皆で支え合って対応できる」ようなまちこそが、区民の皆さんにとっての「安全安心なまち」であると思います。今後も地域の皆さんと協力しながら私も先頭に立って、全力で取り組んでいきます。以上でご質問に対する答弁を終わります。

テーマ3 誰もが楽しめるまちすみだ

中学生議員からの質問

 私はコロナ禍でも人と人とが繋がれる、今までとは違う、すみだの魅力を伝えるツアーを提案します。
 昨年度から新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、すみだの皆さんが楽しめるイベントや中学生が何らかの形で活躍できる機会が失われています。このままだと、地域の活性化が図れなくなってしまいます。だからといって、無理にツアーを決行して感染者が出てしまうことは、かえってリスクになります。そこで、誰もが対面でなくても楽しめるツアーを考えました。
 この活動は、まず中学生ボランティアを学校からの手紙を通じて募集します。そこからツアーに向けてのポスターや案内資料をつくりますが、大事なのは「中学生の目線」です。墨田区に住んでいても、なかなか知らないすみだの魅力について、さらに学ぶ機会になります。したがって、どれだけ小さく素朴な疑問でも良いので、それらを中学生ボランティアがアイデアを出す、または募集し、それをポスターや案内資料に盛り込むことで興味を引き付けやすくなると思います。
 本番のツアーは、パソコンなどを用いてリモートで行います。その際、区のツアー担当の方に墨田区内を回っていただきながら、中学生ボランティアが参加者に向けて各所に関する補足情報や豆知識を紹介します。この情報は事前に中学生ボランティアが取材を行い、収集します。こうすることで、参加者の区に対する興味・関心が高まり、中学生ボランティアの達成感が得られると思います。
 このイベントで最も大事なことは、「困難な状況下でも工夫を凝らし色々なことができる」と区内外の人に発信することです。このイベントが終わった後、中学生ボランティアがポスターやインターネットでツアーの成果を発信し、地域の活性化を図っていきたいです。この提案に対する区の考え方を伺います。よろしくお願いします。

区長からの答弁

 ただいまのご質問にお答えします。
 現在、墨田区では、イヤホンガイドを使用し、十分なソーシャルディスタンスを取るなど感染症対策に配慮しながらまち歩き観光ガイドツアーを実施しています。しかしながら現状ではまち歩きを楽しむ方々はコロナ前の水準には戻っていません。そうした中で、永島議員から提案いただいたオンラインツアーの実施は、より多くの方に、本区の魅力を知っていただくためのとてもよいアイデアだと思います。
 次に、中学生のボランティアを募集し、ツアーガイドとして活躍してもらう提案についてです。参加した中学生の皆さんが、タブレット端末を活用して、地域の情報を集めたり、すみだの魅力について学びを深めたりすることは、地域への愛着を育むことにつながります。インターネットを通じて、活動の成果を不特定多数の方に公開することは、肖像権などの課題もありますが、若い世代の感性とアイデアを生かすことで、より魅力的なツアーの開発につなげることができると思います。
 また、こうした取り組みの成果を中学生がポスターなどで発表することは、若者の視点を含めた効果的な情報発信となり、地域の活性化にも資する取り組みとなります。皆さんが、こうした事業に関わることで、すみだという地域に関心を持ち、主体的にかかわるきっかけともなることから、区としても、こうした若者の力を生かした観光事業の展開に、積極的に取り組んでいきます。
 「困難な状況でも工夫を凝らして色々な事ができる」という考えについては、私も同感です。実際に区のイベントにおいても、コロナ禍で様々な制限を受けたことをきっかけに、オンライン化やリモートで運営し、結果的に、普段なかなか参加できなかった方に参加してもらえるなど、新たな成果を上げることができました。これからもピンチをチャンスととらえて、挑戦する気持ちを大切にしながら、私も「誰もが楽しめるまち すみだ」の実現を目指し、全力で取り組んでいきます。以上でご質問に対する答弁を終わります。

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