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令和5年度

ページID:760576020

更新日:2024年1月30日

本会議での代表質問について掲載しています。

テーマ1 みんながいきいきと暮らせるまち すみだ

中学生議員からの質問

 私は、障害についての出前授業を墨田区の小・中学校で実施するとともに、協力してくれる各学校の生徒が集まって、啓発動画やポスターを作成して、理解を促進することを提案します。
 まず、出前授業を行うことで、各学校の生徒が障害への理解を深められるようにします。
 次に、作成した動画は、墨田区の公式YouTubeチャンネルで配信し、ポスターは、東京スカイツリーや区役所などの人目につく場所に掲示します。
 さらに、今後の活動をよりよいものにするために、動画やポスターを見た感想を募集します。ご意見をお寄せいただいた方には、例えば障害福祉事業所など、障害のある方が仕事で携わったノベルティなどの景品をお渡しすることで、理解の促進につながるような工夫をしたいと考えています。
 この提案の目的は二つあります。
 第一に、区民の障害についての理解を深めることです。現在、私や周りの友人も、障害について学ぶ機会が少ないため、出前授業の実施によって少しでも理解を深めたいと思います。そして、動画やポスターなどを通じて授業で学んだことをわかりやすく人に伝えようとする過程で、自分自身の理解度がさらに深まると考えます。
 第二に、他校の生徒との交流の場を設けることです。様々な学校の生徒が集まって協力することで、学校同士のつながりが強くなると考えます。また、視点の違う生徒と意見交換することで、さらに良いアイデアが生まれやすくなると考えます。
 この提案を実現するために、区にお願いしたいことがあります。出前授業の実施、動画やポスター作成の活動場所や掲示場所の確保、制作物の周知について協力をお願いしたいです。
 この提案に対する区の考えを伺います。よろしくお願いします。

区長からの答弁

 ただいまのご質問にお答えします。
 障害についての出前事業の実施と、動画やポスター作成による、区民の障害に対する理解の促進についてです。
 区では、多くの人に障害のある方の困りごとについて知っていただくために、物理的なバリアを取り除くだけではなく、「心のバリアフリー事業」を行っています。「バリアフリー」は、みなさんが障害の有無に関わらず、安心して暮らせるように、まちの中で不便や難しいと感じることを無くすことです。私たちがいろいろな特性や考えを持つ方々の気持ちになって行動する「心のバリアフリー」はとても大切であると考えています。ご提案をいただいた、出前事業の実施については、障害のある方と接する機会が少ない小・中学生の皆さんにも、心のバリアフリーに関心を持っていただく良い機会になると考えますので、この提案を踏まえた学校からの相談に、可能な限り対応していきます。
 また、中学生の皆さんが、出前授業で学んだことを分かりやすく人々に伝えるために、動画やポスターなどを作成することは、障害がある方への理解が深まることにつながると考えます。活動場所や提示場所の確保、制作物の周知について、障害者週間に合わせて区が毎年開催している「スマイル・フェスティバル」等を通じて、各学校と連携できるよう今後検討していきます。
 各学校の生徒が集まって、様々な意見を交わしながら作成することは、自分自身も理解を深めることができる素晴らしい提案だと思います。さらに、それを区の公式YouTubeで配信することによって、たくさんの人に伝えることができますので、実現に向けて区としても協力していきます。
 以上で、ご質問に対する答弁を終わります。 

テーマ2 安全安心なまち すみだ

中学生議員からの質問

 私は、特殊詐欺が多く発生する時間を狙い、区内放送や区の公式YouTubeチャンネルで耳に残るような詐欺対策の音楽や動画を流すこと、そして中学生が詐欺防止のパトロール活動に参加して、注意喚起することを提案します。
 一つ目の詐欺対策の音楽と動画については、区内の中学校や地元警察の方たちと協力し、動画の構成や曲の歌詞などのアイデアを考えます。このような詐欺対策の音楽や動画を作ることは、実際に長野県や兵庫県、宮城県など。幅広い地域で行われている対策です。また、放送を流す場合、詐欺が多く発生すると言われている、午前9時から午後6時の間に、4時間程度の間隔で一日に2、3回流すと効果的ではないかと考えています。
 二つ目のパトロール活動は、一人ひとりの詐欺に対する危機意識の向上を目指すため、主に高齢者の家をまわり直接声掛けを行います。
 この提案の目的は二つあります。
 一つ目は、地域の活性化です。生徒同士で意見を話し合ったり、パトロール活動で高齢者の方たちとコミュニケーションをとったりすることで、墨田区内で様々な世代間の交流を深めることができます。交流を通じて、人々が話しやすい環境になっていくと、詐欺被害の防止だけでなく、災害時に被害の拡大を防止するために地域で連携して助け合う「共助」の動きにつながるなど、多くのメリットがあります。
 二つ目は、詐欺というものが、意外にも身近に存在するということを知ってもらうためです。自分は大丈夫だと思い、詐欺を他人事だと思っている人を少なくすることが詐欺被害に遭わないために最初にできることだと考えます。
 この活動を実現させるために、墨田区にお願いしたいことがあります。音楽制作を手伝ってくれる人の募集、パトロール活動を行うことを知らせるチラシの配布、地元警察の方へパトロール活動の協力を依頼していただきたいです。
 この提案に対する区の考えを伺います。よろしくお願いします。

区長からの答弁

 ただいまのご質問にお答えします。
 第1は、区内放送や区公式YouTubeチャンネルで、耳に残るような詐欺対策の音楽や動画を流すことについてです。
 区では、特殊詐欺対策として、青色防犯パトロールカーによる広報を、被害が多く発生する時間帯を含む午前9時から午後7時まで、毎日実施しています。また、動画についても、区公式YouTubeチャンネルで配信しています。ご提案をいただいた、耳に残るような音楽については、聞き手の印象に残り、詐欺対策として有効であると考えます。今後、放送内容の見直しや、新たな動画作成の際に参考とさせていただきます。また、中学生の皆さんが中心となって効果的な音楽等を制作する際には、協力していきたいと考えます。
 第2は、詐欺防止パトロール活動への中学生の参加についてです。
 中学生の皆さんが高齢者の方々と接点を持ち、交流することは、災害時の被害拡大防止や地域の活性化にもつながると考えます。一方で、高齢者宅を直接訪問することについては、様々な課題もありますが、高齢者の皆さんに特殊詐欺対策をPRすることは重要ですので、パトロール活動を行うことのチラシの配布や、警察への協力依頼について検討していきます。また、中学生の皆さんのご意見を伺いながら、多くの人が参加可能な防犯イベントの検討など、特殊詐欺の撲滅に向け、一層取り組んでいきます。
 以上で、ご質問に対する答弁を終わります。
 

テーマ3 誰もが楽しめるまち すみだ

中学生議員からの質問

 私は、区内の中学生がアイデアを持ち寄って企画を考え、インスタグラム等のSNSを活用して、10代と20代の若い世代の人たちが墨田区の産業に魅力を感じるような情報発信を提案します。
 まず、希望者を募って、中学生同士で、どうすれば若者が墨田区の産業に興味を持ってもらえるのかを考えます。その後、実際に墨田区内の産業事業者の製造現場などに行って、写真や動画を撮影して現場取材をした上で、SNSを活用して情報発信をします。私たち中学生の視点で、墨田区の産業の魅力や特徴など、興味関心を集められるような内容の情報発信を行うことで、若い世代の人たちにもわかりやすく伝わり、「自分達が墨田区の産業を盛り上げていかなければならないんだ」という当事者意識を芽生えさせるきっかけをつくることが、墨田区の産業の活性化にもつながっていくと考えます。
 この提案の目的は二つあります。
 一つ目は、他校の中学生との交流を深めることです。どのような工夫をしたら若者の目を引くような情報になるのか、自分だけでは考えることのできないアイデアを共有したり、撮影や動画作成などの活動を協力して行う事で、より魅力的な情報発信が実現できると思います。
 二つ目は、若者の興味関心を集める情報発信をすることです。墨田区の産業を活性化する上で、第一歩となるのは将来の担い手になる若者に知ってもらうことが大切だと考えます。そのために、若者の中で流行っている曲や、言葉などのアイデアを出すことができるのは、私たち中学生だからこそできるのではないかと思います。
 この活動を実現するために、墨田区にお願いしたいことがあります。この活動に参加してくれる中学生の募集、情報発信を行うために墨田区のSNSアカウントを活用させていただくこと、動画撮影等に必要な機材の借用、現場取材を行うことができる産業事業者を紹介していただきたいです。
 この提案に対する区の考えを伺います。よろしくお願いします。

区長からの答弁

 ただいまのご質問にお答えします。
 区内事業者の現場取材を行い、SNSを活用して区内産業に関する情報発信をすることについてです。
 本区は、伝統的な工芸に加えて、繊維・印刷・皮革・金属加工などの業種が集積する「ものづくりのまち」として発展してきましたが、近年、区内の工場数は、最盛期の4分の1以下に減少するほか、後継者不足などの様々な課題もあります。こうした課題に対応するために、区では、新たな事業に挑戦する企業を呼び込み、区内事業者との連携などを支援するための「墨田区産業共創施設 SUMIDA INNOVATION CORE」を開設しました。また、「スミファ」というイベントを実施し、工場見学やワークショップ等を通じて区内外の多くの皆さんに、ものづくりの現場を見て、体験する場を提供しています。
 ご提案にありました、若い世代の皆さんに区内産業の現場を知っていただき、中学生の皆さんの視点やアイデアで、区の産業の魅力や特徴などを効果的に発信して、興味関心を集めることは、大変素晴らしいことであると考えます。
 区では、公式アカウント以外にも、区内産業のPRに関するイベント等の情報発信をする専用アカウントや様々な事業を展開していますので、現場取材を行うことができる産業事業者を紹介することや、活動に参加する中学生の募集、動画撮影等に必要な機材の貸出など、皆さんからの具体的な提案に対し、様々な協力をしたいと考えています。
 今後も、中学生の皆さんのフレッシュな視点やアイデアを区の産業振興や将来の担い手育成に活かしていきたいと思います。
 以上で、ご質問に対する答弁を終わります。

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このページは広報広聴担当が担当しています。