すみだ区報2020年10月11日号

特集

すみだの企業で活躍する若者たち

関東合成工業株式会社

一條美幸さん(検査担当 平成27年入社)

「誠実誠造」の精神

以前は接客業に携わっていたので、製造の知識などは全くなかったのですが、「こつこつ作業をするのが得意なのかも」と自分の新たな一面に気付き、転職先を探していたところ現在の会社を見つけました。お客様のために心を込めてつくる「誠実誠造」という、社長の言葉に共感できたのが入社の決め手です。

アットホームな環境

現在は医療関係で使用するプラスチック製品を顕微鏡で加工・検品する業務を行っています。肉眼で見ると合否の区別は全くつかないのですが、0.1㎜の違いでも許されない非常に細かい作業です。

最初は製造業が初めてということもあり不安を感じていましたが、周りの方がとても親身になって教えてくれたので、すぐに慣れました。とてもアットホームな会社なんです。お汁粉作り、かるた大会、各自が好きな駄菓子を持ち寄りプレゼンする駄菓子グランプリなど、定期的にイベントを企画していてレクリエーションも充実しています。

「一條さんの部署は検査室ということもあり、かなり閉じられた空間です。さらに、年齢層も幅広く、気を遣うところもたくさんあるかと思いますが、あれだけの人数をよくまとめてくれてるなと思います。」と太鼓判を押す社長(写真左)。

また、社長との距離が近く、意思疎通がしやすいですね。相談すると親身になって聞いてくれますし、決断を後押ししてくれるなど、やる気につながる環境が整っています。

柔軟に変化に対応

今後私には、作業をこなすだけでなく、業務全体の管理者としての役割を果たすことや、ほかの社員と協力しながらパートの皆さんをさらに引っ張っていけるような指導力や説明力も求められてきます。

新型コロナウイルス感染症の影響下でも、柔軟な考えで変化に対応する社長の姿をこれまで間近で見てきました。その姿から、従業員が安心して仕事ができる環境を維持することを一番に考えている社長の(おも)いを感じました。私も、少しでも社長を支えられるよう、日々努力していきます。

関東合成工業株式会社墨田2-35-8

昭和21年創業。プラスチックの金型設計・成形・組立を一貫して行っており、製品は医療検査器具をはじめ、文房具、家庭日用品、電機・精密部品、食品ケースなど多岐にわたる。