和菓子づくりで大事なこと
和菓子を作るうえで大事なことは、まず基本をマスターしてから、自分なりの表現を加えることだと言います。材料が少ないほど、良いものを作ることが難しいそうです。また、和菓子は手の熱で乾いてしまうため、職人には「スピード」も求められます。そして、季節の和菓子を作るには、色を
和菓子を作るうえで大事なことは、まず基本をマスターしてから、自分なりの表現を加えることだと言います。材料が少ないほど、良いものを作ることが難しいそうです。また、和菓子は手の熱で乾いてしまうため、職人には「スピード」も求められます。そして、季節の和菓子を作るには、色を
見た目がきれいで味もおいしい
「菓子遍路 一哲」の店名は、お客さんが求める味にたどり着きたいという「遍路」と、一から始める哲治(店主の名前)の「一哲」が由来。店名の由来のとおり、「お客さんを喜ばせるお菓子づくり」を追求されています。気持ちが詰まったおいしい和菓子をもっとたくさんの人に食べてほしいと思いました。また、アイディアが商品にならず、失敗することも多いそうです。そんな失敗があるからこそ、それを活かしてどんどんおいしい和菓子ができていくのですね。
開店して約1年後、お客さんから依頼があり、誕生餅の販売を始めました。お餅に名前を入れる取組もしています。今では1週間に1個のペースで売れています。お店の中には誕生餅を背負う赤ちゃんの写真がたくさん飾られていて、地域とのつながりが感じられます。
酒井さんは、和菓子教室をたくさん開かれています。それは、和菓子を作ることで季節感を感じてもらいたい、和菓子の歴史や和菓子職人独特の技を伝えたい、という想いからです。和菓子をもっと知ってもらいたいという酒井さんの想いが、とてもよく伝わりました。