好きなお風呂はマッサージ風呂だそうです!
特集
区報ジュニアレポーター 企画2 チーム下町
人とのつながり 下町ならではの温かみ「銭湯」と「保護犬と触れ合えるカフェ」
どんな人でもつながれる憩いの場 御谷湯(石原3丁目)
好きなお風呂はマッサージ風呂だそうです!
御谷湯とは
御谷湯は、昭和22年(1947年)創業、「豊かで楽しく、誇りをもてる街づくり」に協力したいという
また、障害のある方も入れるようにという店主の想いから、平成27年(2015年)に銭湯をリニューアルしたときに「福祉型家族風呂」を取り入れる都内初の試みを実現しました。福祉型家族風呂とは、障害のある方とお世話をする人が一緒に入れるお風呂で、浴槽が2つあります。障害のある方の浴槽には回転いすがあったり、深さを調節できる板があったりするなどの工夫がされています。中には遠くから来る方もいます。1組90分、1日3組まで入れる予約制のお風呂です。
障害のある方とともに暮らす
御谷湯では、障害のある方と一緒に暮らせる街をつくろうと思い、バリアフリーを取り入れた銭湯を作りました。5階建てで、4・5階は男湯女湯が日替わりの銭湯です。どこにバリアフリーを取り入れているかというと、例えば全体的に段差が少なく、いろいろな所に手すりが付いています。また、エレベーターはボタンが大きく、点字があるなどの工夫がされています。
店主の伊藤さんは、数多くの福祉施設やバリアフリーを行っている施設を自分の目で確かめに行き、どうしたら利用しやすい銭湯になるか考え、リニューアルに
みんなに優しいお風呂ができた理由
幼い頃、家の近所に障害のある方がいたのですが、その方は障害があるということを隠して生活していました。そのとき、伊藤さんは「障害のある方と一緒に暮らせるような世の中でないとおかしい」と思ったことと、20代の頃、運転ボランティアをしているときに出会った障害のある方が「お風呂に入りたい」と言っていたことが、今のような「みんなに優しいお風呂」を作ろうと思ったきっかけになったそうです。
伊藤さんから見て、この街は「一緒に活動をする人がいる熱い街」。様々な事情で一人でお風呂に入れない方に、営業前の明るい大きなお風呂に入ってもらうボランティア活動「