区内循環バスの見直しについて

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更新日:2026年4月8日

区内循環バスは、「北西部ルート」、「北東部ルート」、「南部ルート」の3ルートで運行しています。ここでは区内循環バスの現状と、抱えている課題の一部や事業の見直しの内容についてご紹介します。

見直し結果について(令和9年度以降適用予定)

令和8年3月10日に「墨田区地域公共交通活性化協議会」から提出された答申に基づき、見直し後の運行ルート及び運賃について、下記のとおり定めました。

運行ルートの見直し

  • 北西部ルート、北東部ルートは押上駅交通広場への乗込みを行わず、京成曳舟駅を起終点とするルートとします。(北東部ルートは、京成曳舟駅までのルートを新設)
  • 南部ルートは、利用が少ない区間を見直すとともに、押上駅交通広場への乗込みは平日のみとします。
  • 押上駅と平井駅(江戸川区)を結ぶルートを新設する。本ルートは平日のみの運行とし、一定期間の実証運行を行った後、本格運行への移行について判断します。

見直し前後の比較表
見直し前後の比較(※各項目の数値は運行ルートの見直し決定時の試算)

運賃の見直し

人件費や燃料費等、運行に係る経費の増加を踏まえるとともに、他の交通機関との公平性の観点から、基本運賃を200円に改定します。
また、3つのルートが結節する押上駅で他のルートへの乗継券を発行していましたが、運行ルートの見直しに伴い乗継券は廃止します。

見直し前後の比較表
見直し前後の比較

今後の取組

令和9年度以降の見直し後の運行に向けて、バス停留所の設置検討を進めていきます。
また、移動に困難を抱える方を対象とした福祉目的の割引サービスについて、適用方法を検討します。

見直しに至った背景(区内循環バス事業の課題)

現状その1 バス利用者の減少

区内循環バスの年間利用者数は、運行開始当初から右肩上がりで推移していましたが、令和2年度には、新型コロナウイルス感染症の影響で大きく減少しました。その後は回復傾向にありますが、感染症流行前の水準には戻っていません。また、アンケート結果によるとバスを週1回以上利用する区民は約1割であり、利用状況に偏りがあります。

現状その1

現状その2 バスの運行経費の増加

区内循環バスを運行するためには様々な経費が掛かります。区は収支不足額を補助していますが、利用者の減少により運賃収入が減っているため、補助金が増えている状況になっています。

現状その2

見直しに向けた取組の方向性

区は、今年3月に、地域公共交通に関する考え方や方向性を示した「墨田区地域公共交通計画」を策定しました。計画の策定に当たっては、学識経験者や交通事業者、区民等で組織する「墨田区地域公共交通活性化協議会」で、区内の公共交通が抱える課題を協議・検討しました。今後は、本計画に示された以下の方向性に基づき、区内循環バス事業の見直しを行います。

● 地域ごとの公共交通の利用しやすさや、利用者の移動実態を踏まえて、バスの運行ルートやダイヤを見直します。

● 収支のバランスや、ほかの路線バスとの公平性にもとづいて、運賃の見直しを検討します。

● これらの見直しにより、運行事業者とともに収支率の改善をめざします。

区内循環バス事業の見直しに関する問合せ・よくある質問

  Q&A
1 Q.区内循環バスは一方向の運行のため、帰るときには使いづらくて不便です。今回の見直しで双方向の運行が実現しますか?
A.今回の見直しは、現在の車両や運転士を増やさずに実施する予定です。もし、双方向の運行を実現する場合、どこかのバス停や便数が減ってしまうかもしれません。皆さんの声を聴いて、今よりも利用しやすいバスになるよう、見直しをしていきます。
2 Q.運転士を増やせば、もっとたくさんのバスを走らせられるのではないでしょうか?
A.バス業界は、以前から慢性的に運転士が不足している状況が続いています。さらに、働き方改革を基にした法律の変更によって、運転士の労働時間が厳しく規制されたことから、今以上のバスを走らせるのは難しい状況です。
3 Q.自宅の近くに区内循環バスの停留所がありません。今回の見直しで新しくバス停はできますか?
A.区内循環バスの停留所やルートは、交通の安全性を第一に考え、ほかの公共交通機関との重複がないよう調整しています。今回の見直しでは、現在の利用実態も踏まえて、皆さんの移動が不便にならないよう、公共交通の最適化をめざしていきます。区内循環バスが利用しづらい場合は、ほかの公共交通機関の利用もご検討ください。
4 Q.今回の見直しは、いつ頃までに行う予定でしょうか?また、新しいルート等での運行開始はいつ頃になりますか?
A.ルートや運行ダイヤ、運賃の見直しは、区民の皆さんの意見を踏まえて今後検討し、今年度秋頃までには、一定の見直し案を示す方向で、現在予定しています。なお、新しいルート等での運行開始は、来年度以降となる見込みです。
5 Q.今回の見直しによって、区内循環バス事業が廃止される可能性はありますか?
A5.地域公共交通は区民の皆さんにとってなくてはならないものですので、事業継続を前提として、限られた資源を最適に再配分するための見直しを行っていきます。
6 Q.区内循環バスは、100円で区内どこにでも行ける便利な交通手段です。双方向運行など、利便性を高めることで、利用者をもっと増やせば、今のままの運賃・便数・ルートを維持できるのではないでしょうか。
A.バス業界は、2024年問題といわれる新たな労働規制により、従前から不足しているバス運転士の人材がさらに不足している状態となっています。現在のルートは、1周45分以上かかっており、効率的な運転士の配置の面から課題があると考えています。
また、公共交通の一つとして、区内循環バスを今後も継続していくために、適正な運賃の見直しを行っていきます。
7 Q.地域交通は、区民生活にとってなくてはならないものなので、もっと区の予算を投入して、区内循環バスのルートや便数をもっと増やしてほしいです。
A.地域の足を確保する観点から、区内循環バス事業を維持するための一定の公費負担は必要ですが、運転士人材不足等の理由から、公費投入額を増やしたとしても、ルートや便数を今以上拡充することは難しい状況です。
8 Q.区内循環バスは、シルバーパスが使えないので不便です。シルバーパスを適用できるようにできないでしょうか。
A.シルバーパスは、都の条例上、原則として、区が事業費を補助しているコミュニティバスには適用されていません。
9 Q.快適にバスを待つことができるよう、バス停にベンチや上屋を設置してほしいです。
A.上屋やベンチを設置するためには、一定の広さの歩道が必要である等の諸条件があるため、すべての停留所に上屋やベンチを設置することは困難です。
今後、高齢者などの利用が多く想定されるバス停など、設置可能な箇所については設置を検討していきます。
10 Q.道路渋滞などにより、バスが遅延していると、いつバスが来るか分からず困ります。今回の見直しで渋滞への対応も考えていく予定ですか。
A.道路状況により、遅延が発生し、御不便をおかけしています。最新の運行状況につきましては、運行する京成バスのホームページ(外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.keiseibus.co.jp/(外部サイト))を御確認いただくか、京成バス奥戸営業所への問い合わせ(03-3691-0935)をお願いします。
なお、今回のルート見直しでは、なるべく遅延が生じないようなルートも含め、検討していきます。

関係資料

問合せ先

都市計画課公共交通担当
電話:03-5608-1263

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