(目的)

第1条　この要綱は、区内に所在する分譲マンションの管理組合等に対して、マンション管理士を派遣し、マンションの管理運営についての相談業務等を行うことによって、マンションの良好な維持及び管理を促進し、もって良質な住宅ストックの確保及び良好な住環境の形成に資することを目的とする。

(定義)

第2条　この要綱において、次に掲げる用語の定義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(支援の内容)

第3条　区長は、管理組合等に対し、次の各号に掲げる支援に関し、マンション管理士の派遣を行うことができる。

(対象者)

第4条　前条に規定する支援を受けることができる者は、墨田区分譲マンションの適正管理に関する条例(平成28年墨田区条例第69号。以下「条例」という。)第10条第1項に規定する届出(同条第2項に規定する変更の届出を含む。)が完了している管理組合等とする。ただし、条例の適用を受けない場合はこの限りでない。

(派遣回数及び期間等)

第5条　マンション管理士の派遣回数及び期間は次の各号に定めるとおりとする。

(派遣費用等)

第6条　マンション管理士の派遣の報酬は、区が負担するものとする。ただし、派遣に伴う会場費等マンション管理士に対する報酬以外の費用を要するときは、管理組合等の申請者が負担するものとする。

(派遣申請)

第7条　管理組合等は、初めて第3条に規定する支援を受けようとする際にはあらかじめ支援内容等について区と協議するものとし、その上で第3条の支援を受けようとする場合は、管理組合の集会又は理事会の決議(管理組合が組織されていない場合にあっては3名以上の区分所有者の合意)に基づき、墨田区分譲マンション管理ドクター派遣申請書(第1号様式。以下「申請書」という。)により区長に申請しなければならない。

(資格審査及び派遣員の選定)

第8条　区長は、前条の規定による申請があった場合は、その内容を審査し、適当と認めたときは、マンション管理士団体に対し、派遣するマンション管理士(以下「派遣員」という。)の選定を依頼するものとする。

(派遣決定通知)

第9条　区長は、前条第2項の規定によりマンション管理士団体から通知があったときは、墨田区分譲マンション管理ドクター派遣決定通知書(第2号様式)により、管理組合等に通知するものとする。

(完了報告)

第10条　派遣終了後2週間以内に、申請者にあっては墨田区分譲マンション管理ドクター派遣内容確認書(第3号様式)を、派遣員にあっては墨田区分譲マンション管理ドクター派遣実施報告書(第4号様式)を区長に提出しなければならない。ただし、派遣終了後、2週間以内に年度が終了する場合には3月31日までとする。

(派遣決定の取消し)

第11条　区長は、派遣の決定を受けた管理組合等が次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、マンション管理士の派遣を取り消すことができる。

(秘密の厳守)

第12条　マンション管理士団体及び派遣員は、当該業務に関し知り得た内容を他に漏らし又は自己の利益のために利用してはならない。

(補則)

第13条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、都市計画部長が別に定める。