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更新日:2024年6月28日
旧安田庭園の沿革
この地は元禄4年(1701年)、後の常陸笠間藩五万石の藩主、本庄因幡守宗資が下屋敷として拝領し、この庭園は、宗資が築造したと伝えられています。中央に「心」字をかたどり、隅田川の水を引き入れた池を配し、潮の干満によって変化する景観を楽しむ、いわゆる潮入り池泉廻遊式庭園です。(現在は、人工的に潮入りを再現しています。)
明治になって旧備前岡山藩主池田章政邸となり、明治24年(1891年)安田財閥の創始者初代安田善次郎の所有となりました。安田翁の逝去後、家屋及び庭園は大正11年(1922年)、東京市に寄付されました。
大正12年(1923年)9月1日の関東大震災により、壊滅的な被害を受けましたが、残った地割り石組みを基にして復元工事を行い、旧安田邸跡地は寄付者の名を冠して「旧安田庭園」と命名しました。昭和2年(1927年)年に民間篤志家の寄付による和風庭園として初めて一般に公開されました。
昭和42年(1967年)、東京都から墨田区に移管されたのを機に、全面的な改修工事を行い、昭和46年(1971年)に名園といわれた往時の姿に復元しました。
平成8年(1996年)、明治時代の代表的な庭園として、東京都の「名勝」に指定され、その後、施設の老朽化が著しくなったので、貴重な文化財庭園を後世に残すため、墨田区では平成17年(2005年)に「旧安田庭園整備保存管理計画」を策定しました。この計画に基づき、貴重な文化財である旧安田庭園を保護し、さらなる活用に努めています。
基本情報
- 所在地:〒130-0015 横網一丁目12番1号
- 公園面積:14,241.92平方メートル
- 開園年月日:昭和2年7月16日
- 都市公園の種別:風致公園
- その他:都指定文化財(名勝)
- 主な施設:心字池、心字亭(休憩所)、バリアフリートイレ、男子トイレ、女子トイレなど
- 併設施設:刀剣博物館
※刀剣博物館の利用案内については、こちらをご覧ください。(外部サイト)
利用案内
- 開園時間:4月から9月までは、午前9時から午後7時30分まで
10月から3月までは、午前9時から午後6時まで
※午後4時30分以降は一部のみの開放となります。
※日没後、ライトアップを実施しています。 - 休園日:12月29日から1月1日まで
- 利用方法:利用ルール、撮影許可(占用申請)などの公園に関する情報は、こちらをご覧ください。
施設紹介
交通アクセス
- JR総武線「両国駅」西口より300m
- 都営大江戸線「両国駅」A1番出口より300m
- 都営バス(両28・錦27)「旧安田庭園」
- すみまるくん「旧安田庭園 同愛記念病院」
マップ
旧安田庭園のマーカーリスト
お問い合わせ
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