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更新日:2025年4月1日
区では、こどもの大切な権利を守るとともに、こどもの権利等に関する考え方を区全体で共有することで、地域社会全体でこどもの健やかな成長を支えていくため、新たに「墨田区こども条例」を令和7年4月1日に施行しました。
この条例により、こどもの大切な権利を守っていくために、その基本となる考え方を区全体で共有し、こどもとこどもに関わる全ての人が、こどもにとって最も良いことは何かを考え、行動することで、「笑顔あふれる、こどもの最善の利益を優先するまちすみだ」を実現していきます。
墨田区こども条例
条例の内容
(1)言葉の意味
こども
区内に在住し、在学し、在勤している人などで、心身の発達の過程にある人をいいます。
保護者
親などのこどもを養育する人をいいます。
区民等
区内に在住し、在学し、在勤している人、区内の町会・自治会、子育てを支援する団体、地域団体や区内において事業活動を行う事業者などをいいます。
育ち学ぶ施設
区内にある保育所、幼稚園、学校、児童館、公園などのこどもが育ち、学び、活動するために利用する施設をいいます。
(2)基本理念
「笑顔あふれる、こどもの最善の利益を優先するまちすみだ」を実現するため、8つの基本理念を規定します。
- 全てのこどもについて、個人として尊重され、基本的人権が保障され、差別を受けないこと。
- 全てのこどもについて、適切に育てられ、生活を保障され、愛され保護されることなどの福祉に関する権利が等しく保障されること。
- 全てのこどもについて、教育を受ける機会が平等に与えられること。
- 全てのこどもについて、年齢と発達の程度に応じて、意見を表明する機会や社会的活動に参画する機会が確保されること。
- 全てのこどもについて、年齢と発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されること。
- 子育てに夢を持ち、子育ての喜びを実感することができる社会環境を整備すること。
- 地域社会全体でこどもの育ちを支えること。
- こどもの声を聴き、こどもとの対話を大切にすること。
(3)こどもの大切な権利
基本理念に基づき、次の5つの権利を大切にするよう努めます。
- 守られる権利
- 自分らしく育つ権利
- 愛される権利
- 教育を受ける権利
- 意見を表明し、参画する権利
条例制定までの経過
制定にあたっては、子どもへの意見聴取やパブリック・コメントを実施し、広く区民の皆さんの意見も反映しました。
こどもわくわくフェスティバル
令和6年5月25日(日曜日)に開催した「こどもわくわくフェスティバル」では、幼児・小学生を対象に、約1000人から意見を聴取しました。
シール投票
「生きる権利」、「育つ権利」、「守られる権利」、「参加する権利」の中で、最も大切だと思う権利にシールを貼ってもらいました。
自由意見
子どもたちに自由に意見を書いてもらいました。
児童館での意見聴取
令和6年7~8月に児童館5館でワークショップを実施し、小学生から高校生等までを対象に、86人から意見を聴取しました。
児童館への意見箱の設置
令和6年10月に、ワークショップを行った児童館に意見箱を設置し、子どもたちに自由な意見を書いてもらいました。
ジュニア・リーダーへの意見聴取
令和6年9月に、「墨田区が中高生にとって過ごしやすくなるために必要なこと」を考えてもらいました。
また、令和6年12月には、条例案について意見を発表してもらいました。
実施の様子
9月の様子
12月の様子
意見の内容
教育委員会への意見聴取
教育委員会に意見を聴取し、条例に反映しました。
パブリック・コメント等
令和6年12月5日(木曜日)から令和7年1月8日(水曜日)まで、パブリック・コメントを行いました。
また、子ども向けの簡易版を作成のうえ公開し、子どもの意見聴取も実施しました。
子ども向けの資料
(仮称)墨田区こども条例(案)-こども向け版-(PDF:855KB)
結果
- パブリック・コメント 意見者数:20人、意見数:28件
- 子どもの意見聴取 意見者数:3人、意見数:3件
パブリック・コメント及び子どもの意見聴取でお寄せいただいたご意見と区の考え方(PDF:484KB)
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
パンフレット
たくさんの方に条例を知っていただくため、パンフレットを準備中です。
関連リンク
墨田区子ども・子育て支援ニーズ調査 調査結果報告書(令和6年3月)
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このページは子育て支援課が担当しています。