区議会議員全員が集まって開く会議を「本会議」といいます。墨田区議会では、定例会の回数を年1回とし、その会期を5月から翌年4月までの通年とする通年議会制を導入しており、本会議には、区長の招集により定例会を開会するために5月に開く招集議会、6月、9月、11月及び2月に定例的に開く定例議会、緊急的に開く緊急議会等があります。定例議会では、冒頭に議員が区長や教育長に対して、さまざまな質問をします。
また、本会議には、議案(条例・予算など)が提案されます。しかし、内容がとても多いため、本会議だけでは十分な審査ができません。そこで「委員会」に付託(審査の依頼)をして、委員会の中できめ細かく審査します。
委員会は、区議会議員が数人ずつ集まった組織で、担当分野が決められています。委員会は、審査終了後、本会議に審査結果を報告し、本会議ではその報告を受けて議決を行います。
委員会には、条例で設置が定められている常任委員会と議会運営委員会、必要に応じて設置する特別委員会があります。

墨田区議会の委員会構成 (令和6年5月29日現在)
・企画総務委員会:区政の総合的な計画、広報広聴、組織、予算、公共施設等マネジメント、財産管理、契約などについて
・区民福祉委員会:戸籍、国民健康保険、後期高齢者医療、国民年金、税務、障害者福祉、高齢者福祉、介護保険、保健衛生、健康づくりなどについて
・地域産業都市委員会:地域力支援、協治、地域コミュニティ、文化・芸術・スポーツ振興、産業振興、経営支援、消費者対策、観光、まちづくり、防災、危機管理、道路、公園、河川、環境保全、緑化、清掃、リサイクルなどについて
・子ども文教委員会 : 子ども・子育て支援、学校教育、地域教育などについて
議会の運営、会議規則、委員会条例などについて
・災害対策・DX調査特別委員会:災害対策、特に避難所運営に関する対策及び災害時のDXの活用を含む自治体DXについて
・放課後対策・幼稚園の在り方調査特別委員会:子どもたちの放課後の居場所及び区立幼稚園の在り方、私立幼稚園等への支援等について
・地域公共交通等調査特別委員会:地域公共交通計画に関すること、区内循環バスの在り方、シェアサイクリング等をはじめとする新たな交通手段及び自転車駐車場について
・議会改革・議会広報改革特別委員会:墨田区議会基本条例の運用その他議会改革及び議会広報改革について
・墨田区基本構想調査特別委員会:墨田区基本構想の策定について
*このほか、予算・決算を審査するため、予算特別委員会や決算特別委員会も設置しています。