すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の開館10周年記念「北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士」(前期)の見所をご紹介します。
企画展の前期で展示する本図は、広重の36図からなるシリーズの1図で、富士見の名所として知られる薩埵峠(静岡市清水区)から波濤越しに富士山を望む図です。波の先には水しぶきと見まがうような千鳥も見られ、「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の影響とともに、北斎が「冨嶽三十六景」刊行後に発表した「富嶽百景」の「海上の不二」の影響も強く感じられます。先達の北斎から様々な影響を受けつつ、広重が晩年に得意とした縦長の構図を活かし、富士山と波の対比を大胆に描き出しています。なお、今回展示する本シリーズは、町田市立国際版画美術館所蔵のもので、初摺に近く状態も良好です。
[とき]7月26日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[入館料]
- 一般=1,000円
- 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
- 中学生・障害のある方=300円
- 小学生以下=無料
*観覧日当日に限り全展示が観覧可
*詳細は、すみだ北斎美術館HPを参照
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
北斎が70代で発表した46図からなるシリーズの1図で、東海道の神奈川宿(横浜市神奈川区)の沖から富士を望む図です。巨大な波が水しぶきを上げながら立ち上がり、波間の舟につかみ掛かるような構図は、見る人に強烈なインパクトを与え、“グレートウェーブ”の愛称で親しまれています。なお、当館に寄託されている吉野石膏コレクションの本作は、日本美術のコレクターだったアンリ・ヴェヴェールの旧蔵品です。上記の企画展で、前期・後期ごとに同タイトルの作品を入れ替えて展示します。



最新情報は、すみだ北斎美術館HPをご覧ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115