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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2018年1月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品の数々をご紹介します。


 勝景雪月花シリーズは、3組9枚で構成されています。東都(江戸)、山城(京都)、摂津(大坂)の3地域から雪・月・花の名所をそれぞれ選んで描いたものです。
 実物は大変小さな絵で縦12.5センチメートル、横17.2センチメートルしかありません。また、色彩も鮮やかで北斎の版画の中でも群を抜いて濃い色に()られています。
 東都の雪景色には品川が選ばれました。品川宿は東海道最初の宿で、街道に沿って、南品川宿、北品川宿、()()(しん)宿(じゅく)の3つの宿場が連なり、物資の通過量や参勤交代での大名の通行数も五街道一を誇りました。北斎はこの大きな宿場を埋め尽くす雪の風景を、江戸一番の雪景色に選んだのでした。ちなみに山城の雪の名所は嵯峨野、摂津の雪の名所は能勢が選ばれています。

 北斎の作品をちょっと可笑しく、ユーモアたっぷりに仕上げた展示会が開催されます。北斎の代表作である「冨嶽三十六景 凱風快晴」などの有名作品が、しりあがり寿氏ならではのセンスで表現され、いつもとは違った視点で北斎作品を楽しめます。1月27日(土曜日)の午前には、美術館内にてライブペインティングも実施します。イベントの詳細は、すみだ北斎美術館のホームページをご覧ください。
[とき]1月27日(土曜日)から2月4日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*1月29日(月曜日)は休館
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]

  • 一般=600円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=450円
  • 中学生・障害のある方=200円

*団体割引あり
[申込み]期間中、直接会場へ
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)

しりあがり寿氏

しりあがり寿氏

しりあがり寿画「髭(ひげ)剃(そ)り富士」

しりあがり寿画「(ひげ)()り富士」

すみだ 北斎美術館

[問合せ]文化芸術振興課文化芸術・国際担当 電話:03-5608-6115 http://hokusai-museum.jp

このページは広報広聴担当が担当しています。