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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2018年5月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。


 東海道最大の難所といわれた大井川。西岸には金谷宿、東岸には、画面奥に描かれている島田宿が置かれていました。戦略的な理由から橋も渡し舟も設置されず、唯一、川越え(にん)(そく)たちに担がれることによって、川を渡ることが許されていました。()()に乗る、台に乗るなど、料金によっていろいろな渡河の方法がありましたが、庶民は一番安い肩車で渡河していました。しかし、雨で川が増水すると通行できなくなり、何日も宿に(とう)(りゅう)しなければなりませんでした。北斎は、荒波の中を多くの旅人が渡河する様子を描いています。この作品は、5月22日から始まる「変幻自在!北斎のウォーターワールド」展の後期に展示します。ぜひご覧ください。

 4月1日、菊田 寛氏に代わり、橋本 光明氏(前長野県信濃美術館・東山魁夷館館長)が「すみだ北斎美術館」の館長に就任しました。
 すみだ北斎美術館は、開館以来45万人を超える方々にご来館いただいています。開館2周年を迎える本年度も、橋本新館長のもと、すみだの象徴である隅田川や江戸のグルメ、北斎が描いた動物などをテーマに、魅力的な企画展を引き続き実施していきます。

 「地域の皆様や文化施設等との連携を大切に、地域交流等の更なる充実と国内外への発信に、精一杯取り組んでまいります。」

 昭和20年生まれ(72歳)。専門は美術教育。信州大学名誉教授。平成元年に信州大学助教授に就任し、教授、教育学部附属長野中学校校長を歴任。平成23年から30年3月まで、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長を務める。



すみだ 北斎美術館

[問合せ]文化芸術振興課文化芸術・国際担当 電話:03-5608-6115 http://hokusai-museum.jp

このページは広報広聴担当が担当しています。