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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2018年11月11日号

 被災時にペットを守るのは飼い主の義務です。東日本大震災や熊本地震の際、ペットの放浪等が問題となりました。避難時だけでなく、日頃からペットをしつける等、災害に備えることが大切です。
[問合せ]生活衛生課生活環境係 電話:03-5608-6939

 災害が発生した場合、まずは自らの安全確保が優先です。飼い主が無事でないとペットを守ることはできません。普段から下記の項目について家族で確認し、避難が必要な場合は、できる限りペットと一緒に避難しましょう。

家族で確認しよう!チェックリスト
□ 住まいの安全
□ ペットの居住スペースの安全
□ 避難場所
□ 避難経路
□ ペットを連れていく避難方法
□ 家族間の連絡方法
□ 避難時に持っていく物



 下記の防災用品を参考にして、ペットの命や健康に関わるものを優先して準備しましょう。備えたものがすぐに持ち出せるよう、取り出しやすい場所に保管することも大切です。

ペットのための防災用品の例
□ ペットフード・水(5日分)
□ 常備薬・療法食
□ 食器
□ トイレ用品(トイレシート等)
□ ペットの健康手帳
□ 写真
□ 首輪・リード
□ ケージ・キャリーバッグ

 突然の災害により飼っていたペットが驚いて逃げてしまうことがあります。また、飼い主が不在のときに災害が発生し、ペットと離れ離れになってしまうかもしれません。はぐれてしまったペットが飼い主の元に戻れるよう、迷子札やマイクロチップを装着しましょう。身元表示はペットを救援する側にとっても重要な情報となります。



 災害はいつ発生するか予測できません。日頃からペットの習性や性格に合った飼い方を心掛け、健康を保つようにしましょう。また、普段から体を清潔に保ち、各種ワクチンの接種や、ノミなどの外部寄生虫の駆除もしっかり行いましょう。



 緊急時、速やかに避難するためには、日頃からのしつけが重要です。また、避難場所で初めて会うペットや、大勢の人に興奮しないよう、飼い主がペットをきちんとコントロールできるようにしましょう。

犬の場合

  • 「待て」「伏せ」等の基本的な号令に従う
  • 嫌がらずにケージに入る
  • トイレは決められた場所でする
  • 無駄吠えをしない
  • 他人やほかの動物を怖がらない



猫の場合

  • 嫌がらずにケージに入る
  • トイレは決められた場所でする
  • 他人やほかの動物を怖がらない



 災害発生時は、ペットを連れて避難することが望まれますが、自らの安全が確保できない場合や、家族全員が不在の場合等、ペットを連れて避難できない様々な状況が想定されます。ペットについて相談することができ、いざというときにはお互い助け合えるような飼い主仲間を普段から作っておきましょう。また、近所の方と被災時の対応について話し合っておくことも重要です。



 犬の飼い主には、飼い犬の登録を行い、年に1回の狂犬病予防注射を受けさせることが法律で義務付けられています。
 区への登録により交付された鑑札と狂犬病予防注射済票は、必ず犬の首輪等に着けてください。迷子札の役割も果たします。

 災害発生時に、ペットと一緒に避難所へ避難することを同行避難といいます。同行避難ができず、飼い主がペットと離れてしまうと、下記のような問題等が生じる可能性があります。同行避難は、ペットの命を守ることだけではなく、人への危害防止や生活環境保全の観点からも必要なことです。ペットと離れ離れにならないよう、同行避難を心掛けましょう。
 避難所では、飼い主とペットが同居するのではなく、避難所ごとのルールや指示に従いケージ等を並べた飼育スペースを設置します。避難所によっては犬・猫・小鳥等の一般的なペット以外は受け入れできない場合があります。万一の場合に備え、緊急時の預かり先を確保しておきましょう。



ペットの放浪・野生化

放浪しているペットに()まれる

動物由来感染症の発生

 避難所は、動物が好きな人・嫌いな人、動物アレルギーがある人など、様々な人が共同生活する場です。避難所内のルールを守り、他の避難者の迷惑にならないようにしなければなりません。飼い主以外の人とも積極的にコミュニケーションをとり、動物が受け入れられ易い環境を作りましょう。
 また、避難所におけるペットの世話は、飼い主の責任で行わなければなりません。飼い主同士で話し合い、協力し合って飼育スペースの確保や管理を行い、(はい)(せつ)物を始末するなど飼育環境を清潔に保つようにしましょう。また、避難所での生活は、人と同じように動物にもストレスや不安を与えるはずです。ペットの体調に気を配り、ストレスや不安を取り除いてあげるよう心掛けましょう。

 ペットを守り管理することは飼い主の義務ですが、避難所でペットを連れた避難者が混乱なく受け入れられるためには、ペットを飼っていない人の理解と協力が不可欠です。避難所では、ペットを飼っていない人も、人とペットが安心して過ごせる環境づくりを心掛けましょう。
 また、環境省が発行している「人とペットの災害対策ガイドライン」を参考に、町会や自治会等で開催される防災会議で、避難所におけるペットの飼育場所や管理の仕方について話し合ってみましょう。

協力して過ごしやすい環境を作ろう!

協力して過ごしやすい環境を作ろう!

 9月18日(火曜日)から27日(木曜日)に区役所1階アトリウムと区ホームページで「動物たちの写真展」を開催しました。動物への愛情あふれる数々の応募写真の中から、投票で人気があった3枚をご紹介します。

「下町オリンピニャン」

「遊びたりない妹へ“もう、帰ろう”」

「ぼく、ウエスティのくう。ボールより、、、おやつに興味あり!」

このページは広報広聴担当が担当しています。