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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2018年12月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。


 この作品は、「千絵の海」と呼ばれる10枚からなるシリーズものの1枚で、漁師たちが隅田川で魚を()ろうとしている様子を描いています。長縄はいわゆる(はえ)(なわ)の事で、(みき)(なわ)と呼ばれる主となる縄に、何十本もの(えだ)(なわ)を付けて仕掛ける漁法のことです。江戸時代の隅田川は()()しいウナギや鯉などが豊富に獲れる豊かな川でした。北斎も毎日のように漁を眺めていたことでしょう。隅田川にはいろいろな呼び名が付けられていて、宮戸川もその一つです。江戸の市民は浅草の浅草寺の寺域に沿った辺りをこう呼んでいました。
 この作品は12月18日から、企画展「大江戸グルメと北斎」(後期)に展示されます。

 今年で3年目となる「すみゆめ」では、世界的に活躍するアーティストを招いて実験的なプロジェクトを展開するパイロット企画を実施しています。
 今回紹介するのは、日常の何気ない風景や身近な物をヒントに、ものごとの見方を変える作品を創作することで知られる鈴木康広氏の「ファスナーの船」です。江戸の頃から花火や花見で(にぎ)わい、豊かな文化を育んできた隅田川をファスナーの船が行き来することで、両岸の明るい未来を(ひら)き、つないでいきます。運航期間は決定次第、「すみゆめ」のホームページ等で発表します。
[ところ]吾妻橋から桜橋間の隅田川(予定)
*乗船は不可
[問合せ]「隅田川 森羅万象 墨に夢 実行委員会」事務局(墨田区文化振興財団内) 電話:03-5608-5446
*詳細は「すみゆめ」のホームページを参照

すみゆめ

瀬戸内国際芸術祭2010に出展

すみだ 北斎美術館

[問合せ]文化芸術振興課文化芸術・国際担当 電話:03-5608-6115 http://hokusai-museum.jp

このページは広報広聴担当が担当しています。