「『綴プロジェクト』高精細複製画で綴る スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」の作品のご紹介
六曲一双のこの大作には、1月から12月に対応する花鳥図が描かれています。右から順に、竹と樹上の鶴(1月)、桜と鮎(2月)、菜の花の種と狐、蝙蝠(3月)、燕子花と杜鵑(4月)、水藻と亀(5月)、蓮と白鷺(6月)、葛と鶏(7月)、枇杷と雀(8月)、菊とガチョウ(9月)、楓と雉子(10月)、枯れた後の薊か野芥子と思われる植物と雁(11月)、雪椿と子犬(12月)となっています。この作品には作者を示す落款がありませんが、精緻な描写や動物たちの姿から、現在では北斎の作品と考えられています。この作品の高精細複製画は、7月28日(日曜日)まで本企画展で展示しています。本企画展の詳しい内容は、すみだ北斎美術館のホームページをご覧ください。
フリーア美術館所蔵の屏風「十二ヶ月花鳥図」の高精細複製画を鑑賞した後に、絵具や墨、毛糸などの素材を自由に使って1年間をテーマにしたそれぞれの「十二ヶ月〇〇びょうぶ」を作ります。
[とき]8月10日(土曜日)午後2時から4時まで(開場は午後1時半)
[対象]小学生以上
フリーア美術館所蔵作品の高精細複製画の中から、屏風と掛け軸を実際に手に取って、作品の取扱いを体験できます。鑑賞のポイントなどのお話もします。
[とき]8月17日(土曜日)午後2時から4時まで(開場は午後1時半)
[ところ]すみだ北斎美術館講座室「MARUGEN100」(亀沢二丁目7番2号)
[定員]各日先着20人
[費用]無料(ただし、観覧券または年間パスポートが必要)
[申込み]事前申込制(詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照)
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術・国際担当 電話:03-5608-6115 http://hokusai-museum.jp