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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2020年11月1日号

墨田区長 山本 亨

 秋深まる11月は、暦の上では立冬を迎え、秋と冬の境目の季節でもあります。朝晩は早くも冬の到来を感じさせるような肌寒い日が増えてきましたので、体調管理にはお気を付けください。
 さて、11月3日は、“自由と平和を愛し、文化をすすめる日”として文化の日に制定されており、この日を中心に各地で様々な文化イベントが行われます。今年が“すみだ”の生んだ世界的絵師である葛飾 北斎生誕260年にあたることから、本区では「世界の北斎 すみだにあり」というシンポジウムを先月開催しました。有識者による北斎に関するディスカッションはとても興味深く、世界に通用する北斎の魅力を再確認することができました。その北斎の作品を展示する、すみだ北斎美術館は今月4周年を迎えます。開館を機にスタートしたアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称すみゆめ)は、「北斎」や「隅田川」を主なテーマとして、本区の地域資源を活用する独創的なプロジェクトを公募し、参加するアーティストや団体を応援するものです。アーティストと区民の方が「すみゆめ」を通して共に考え、地域の魅力を一緒に掘り起こし、“人と人とのつながり”が持てるように、区が場や機会を創っています。
 この夏に開催した「すみゆめの七夕」というプログラムでは、北斎漫画の中に描かれた4つの楽器を組み合わせた北斎バンドの演奏や、本区にゆかりのある相撲にちなんだ浪曲地歌が披露されました。催しについては、新型コロナウイルス感染症の予防対策をしっかり取りながら運営し、収録映像を後日オンライン配信するなど、新しい生活様式に合わせた取組も行っていますので、来年2月まで続く「すみゆめ」にご期待ください。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な場面での自粛が余儀なくされる中、文化芸術活動に触れることで生活に新たな活力と潤いが生み出されると思います。感染拡大防止と社会経済活動を両立させ、身近な催しに参加するなど、“すみだ”らしい新しい日常を楽しみながら、皆が笑顔になれる明るいまちを一緒にめざしていきましょう。

北斎生誕260年記念シンポジウムにて「鍾馗図」と

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