すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
「北斎漫画」は、ありとあらゆるものが約4,000図描かれた絵手本です。ここでの「漫画」は、北斎が漫然と描いた画という意味で、現在の漫画の意味とは異なります。しかし、中には現在の漫画の原点ともいえる表現が含まれています。本図は、様々な芸を描いた4図から成り、4コマ漫画の原始的な形と評価されています。
印刷文化が発展した江戸時代の戯画は、明治近代ジャーナリズム媒体の誕生とともに、挿絵、漫画へと姿を変え、漫画雑誌も刊行されるに至り、大衆が楽しめる新しい絵画表現として確立しました。
本展では、江戸時代の風刺表現である浮世絵の戯画を、日本の漫画的な表現の出発点とし、江戸時代から昭和戦中期の日本の漫画の変遷を展覧します。ぜひ、ご来館ください。
[とき]11月25日(水曜日)から令和3年1月24日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]
- 一般=1,200円
- 高校生・大学生・65歳以上の方=900円
- 中学生・障害のある方=400円
*観覧日当日に限り、常設展も観覧可能
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115
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