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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2021年2月11日号

 令和2年12月、区内の中学生が墨田区議会本会議場等において区政に関する質問や提案を行う中学生区議会が開催されました。今年度は、新型コロナウイルス感染症対策のため、中学生議員の数を例年の半数(20人)に減らして実施しました。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6221

1 中学生議員の自己紹介
本会議場の厳かな雰囲気の中、緊張の面持ちで一人ずつ「学校名、氏名」を発言し、自己紹介しました。



2 中学生議長開会宣言
中学生議長が宣言を行い、中学生区議会が開会しました。



3 代表質問および答弁
今年度のテーマである墨田区の「福祉」、「まちづくり・防災・環境」、「地域力」について、3人の中学生議員が代表質問をしました。

中学生議員の代表質問・提案に対し、質問ごとに山本 亨区長が答弁しました。



4 中学生議長閉会宣言
中学生議長が開会から閉会まで、円滑に議事を進行しました。

本会議場から各委員会室へ

 委員会は、中学生議員が「福祉」、「まちづくり・防災・環境」、「地域力」の3つのテーマごとに分かれ、各委員会の委員として一人ずつ質問・提案を行い、それに対して各担当部長(区職員)が答弁をしました。

委員会室の様子

発言中の委員

参加された皆さん、大変お疲れ様でした。
[上段]左から墨田中学校・本所中学校・両国中学校・竪川中学校
[中段]左から錦糸中学校・吾嬬第二中学校・寺島中学校・文花中学校
[下段]左から桜堤中学校・吾嬬立花中学校

 中学生区議会当日に議長および代表質問を行った4人の中学生に、中学生区議会を経験した感想や、代表質問に込めた思いなどを教えていただきました。

横井 莉都さん
(竪川中学校)

今回“中学生議長”として経験したことを()かしこれからも自分にできる活動を積極的に行いたい

 コロナ禍のため、区の事業に関する説明をDVDで見ることになりました。疑問に感じたこと等をすぐに区の担当の方に質問することができず、コミュニケーションには苦労しました。議会当日は緊張しましたが、人前で話す力が身に付き、とても良い経験になったと思います。議長として心掛けたことは、議場にいる全員に聞こえるように発言はゆっくり、ハキハキと話すようにし、なるべく聞いている皆さんの方を見るように気を付けました。
 また、議長席まで歩いていくときは、“自分が議長である”という自覚をもち、背筋を伸ばして堂々と歩くようにしました。今回は議長のため、代表質問の機会はありませんでしたが、区には、若者から高齢者までどの世代の人も住みやすく、今後いつ起きてもおかしくない地震等の災害対策などがしっかりしていて、安心・安全に暮らすことのできるまちをめざしてほしいです。今回、中学生区議会に参加し、様々な力が身に付いたと感じています。この経験を今後に活かしていき、もし自分にできるボランティア活動などがあれば積極的に参加していきたいと思います。



宮崎 由羽さん
(本所中学校)

地域で困っている人のために気軽に助け合えれば“全ての区民から笑顔があふれる”まちになるはず

 コロナ禍で開催される中学生区議会ということで最初は不安や心配な面もありましたが、区の担当の方から中学生区議会に関する資料やDVDを事前に送っていただいたので、心の準備も十分に、安心して参加することができました。また、区長さんに自分の意見を聞いていただけるという貴重な経験ができたので、とても(うれ)しく感じました。私が代表質問をした「高齢者事業」というテーマの中で、一番考えた内容は“私たち中学生だからこそできることは何だろう”ということでした。高齢者の方々が孤独を感じず、地域とコミュニケーションを図ることができる環境を作るためには、何が必要かを考えました。今回このような機会をいただき、私自身、これまでより真剣に地域の暮らしについて考えるようになりました。幅広い世代の区民がより幸せに生活するためには、地域での助け合いやサポートがもっと気軽に受けられることが必要です。そうすれば、困っている人や支援を必要としている人に対して優しいまちになり、全ての区民からいきいきと笑顔があふれ、新型コロナウイルスにも負けないまちになると思います。



大谷 敦也さん
(墨田中学校)

取り上げた題材は、課題の改善をしながら“多くの人が楽しめる内容”となるよう考えた

 中学生区議会に向けて代表質問の練習を毎日していました。しかし、当日になり、いざ多くの人の前で自分の意見を述べるとなると、とても緊張してしまいました。ただ、壇上で意見を述べる際には、「大きい声」と「目線を上げる」という2つのことを意識し、それらについてはしっかりできたと思います。代表質問の内容を考えたり、作成したりするときは、色々な人の立場に立ち、できるだけ多くの人が楽しめる内容を考えるようにしました。
 また、“区がよくなるためにはどうすればよいのかということ”を念頭に置き、自分の意見をまとめるように心掛けました。そこで、現在、区に改善してもらいたい題材として「食品ロス対策」を選びました。質問を考える上で、課題については、指摘するだけではなく、多くの人が楽しみながら改善できるような内容となるように工夫しました。私の提案で区の食品ロスが少しでも減ればよいと思います。
 今はコロナ禍ですが、区はこれを乗り越え、老若男女問わず全ての人が楽しく安全に暮らせるまちになってほしいと思います。



後藤 天雅さん
(吾嬬立花中学校)

質問は“分かりやすい言葉”を選び、身近な人も興味をもち、理解できるように思いを込めた

 中学生区議会が終わるまで、本当に不安でいっぱいでした。新型コロナウイルス感染症の影響で事前学習の機会がなくなってしまい、中学生区議会が当日どのような雰囲気で行われるのか、全く想像ができなかったからです。当日の日程が全て終わった後は、やり切ったという気持ちになりました。代表質問を作成する上で意識したことは、“分かりやすく伝えること”でした。聞いてくださっている方に興味をもってもらうだけではなく、自分が提案する内容に共感してもらえるよう、言葉選びを工夫をしました。また、質問内容には「幼い子どもたちにも自分の住んでいる区に興味をもってもらえるように」という思いを込めました。私自身に4人の兄弟がいることもあり、質問内容には年齢を問わず多くの人たちに分かりやすく、理解してもらえるような言葉を使うように心掛けました。
 今回、代表質問を作成する中で、区には葛飾 北斎や両国の相撲のように歴史的な強みがたくさんあると感じました。今後、そういった強みを存分に活かし、「昔ながら」を身近に感じられるまちになってほしいと思います。

 中学生区議会は、中学生自らが「区議会議員」となり、1日限りの模擬議会を行います。当日は、中学生議員の中から選ばれた議長が、実際の区議会と同様に議事を進行していきます。
 主権者教育の一環として議会制度を実体験することで、未来を担う中学生たちに自分の住むまちに対する愛着心、関心を深めてもらうことを目的としています。
 区では平成6年度から本事業を開始し、今年度で27回目となりました。

第27回墨田区中学生区議会
区内に10校ある各区立中学校から2年生の生徒が2人ずつ選出されました。

備考1:感染症対策を行った上で短時間で撮影しました。

このページは広報広聴担当が担当しています。