令和2年度墨田区議会定例会2月議会において、山本区長が3年度の区政運営の基本的な考え方を示す、施政方針説明を行いました。こちらでは、その要旨をお伝えします。
[問合せ]政策担当 電話:03-5608-6231
- 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えこみ、区民の「命」を守る
- 区民の生活や経済活動・社会基盤をしっかり支える
- 社会の変革を促し、“すみだ”の未来につなげる
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えこみ、区民の「命」を守る取組
感染拡大防止の様々な取組を進めるとともに、複合災害に備えた避難所の感染症対策物資整備や、地域医療の基盤体制維持を目的とした医師会等への支援金給付、重症回復者等の二次救急機関への補助、ワクチン接種体制の確保等に取り組みます。
区民の生活や経済活動・社会基盤をしっかり支える取組
生活困窮者自立支援事業の体制強化や、ひとり親家庭就業・養育費等支援事業を行います。また、区内事業者の経営相談の強化や融資制度の充実を図ります。
社会の変革を促し、“すみだ”の未来につなげる取組
「GIGAスクール構想」を着実に進め、児童・生徒の学習環境の確保・充実を図ります。また、自転車駐車場利用申請のオンライン化など、ICTの活用を推進します。さらに、区内事業者の販路開拓などを支援するビジネスモデル転換支援事業等を実施するほか、SDGsにつながる取組として、プラスチック製容器・包装の分別回収・再資源化の調査検討を行います。
1 子ども・子育て支援を充実させ、笑顔があふれるまちづくり
子ども・子育て支援が徹底整備されたまちづくり
産後ケア事業や、私立保育所等への整備助成、訪問型保育支援事業の充実、児童虐待を未然に防止するためのモデル事業等を実施します。
知・徳・体の充実を図る教育による将来のすみだを担うひとづくり
学力向上「新すみだプラン」や、国際理解教育の着実な推進、SNSを活用した相談体制の充実等を進めていきます。
緑豊かな公園など、子育てしやすい住環境づくり
子育て世帯の定住促進支援や、公園・児童遊園再整備を推進します。
2 地域力日本一の、住んでいてよかったまちづくり
災害に強い安全・安心なまちづくり
災害時の高齢者・障害者等要配慮者の安全・安心確保や、固定系防災行政無線屋外子局の追加整備、水害ハザードマップの改定など、地域防災力の向上を図ります。
誰もが安心して暮らし続けられるまちづくり
地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズへの対応や重層的なセーフティネットの強化など、「すみだ型共生社会」の実現に向けた取組や、介護予防・普及啓発、新保健施設等複合施設の整備等を進めていきます。
地域力を高めるコミュニティとひとづくり
全町会・自治会の実態調査や、「墨田区空家等対策計画」の改定等、地域力の基盤を強化していきます。
新たなビジネスが生まれ、活発な交流が進むまちづくり
区内事業者の相談等支援や、「ハードウェアスタートアップ拠点構想」、商業活性化への取組等を推進します。
ワーク・ライフ・バランスを実現し、女性も男性も輝き、活躍できるまちづくり
女性活躍・働き方改革アドバイザーの派遣等を通じた男女共同参画のさらなる推進や、ワーク・ライフ・バランスの普及啓発に努めます。
夢をかなえたい若者や、元気な高齢者・障害者が活躍できるまちづくり
就職相談事業の充実や、ハローワークとの連携による就労支援・区内事業者の雇用促進等を推進します。
誰もが安心してまち歩きを楽しめる国際的なまちづくり
公共空間の利活用促進や、舟運の社会実験、道路バリアフリー整備等に取り組みます。
観光とものづくりが融合したまちづくり
産業支援施設「すみずみ」を軸に区内産業の優れた技術と魅力を区内外へ発信します。
“おもてなしの心”を育むまち・ひとづくり
東京2020大会の「区独自ボランティア」の活動や、観光地域づくり法人(DMO)への支援等を行います。
まちへの愛着、誇りを育むまちづくり
4月開設予定の千葉大学墨田サテライトキャンパスや情報経営イノベーション専門職大学と連携し、地域や産業の活性化や、学力向上への取組等を推進します。
区外からの共感や憧れを生むまちづくり
「北斎のまち すみだ」をPRし、区民の愛着と誇りを醸成します。また、職員の広報マインドの向上を図り、まちの発展をめざす自覚と責任感を
シティプロモーションを担うひとづくり
多文化共生の推進や、タウンミーティングの開催等を行っていきます。
千葉大学・情報経営イノベーション専門職大学との連携
地域と大学が連携し、「教育」、「健康」、「環境」などのテーマに取り組み、持続可能な“すみだ”をめざします。
公民学連携組織「UDCすみだ」の設立
千葉大学墨田サテライトキャンパスの開設に合わせ設立する「公・民・学によるまちづくり共同運営」をコンセプトとしたアーバンデザインセンターすみだ(UDCすみだ)は、キャンパスを拠点とした地域活性化や産業振興等のプラットフォームの役割を担います。
地域と大学の交流空間「キャンパスコモン」の整備事業
キャンパスコモンは、あずま百樹園と一体的に区が公園として整備し、大学による社会実験・研究発表や、地域イベントの実施など、地域と大学が交流する
キャラクターの活用やシティドレッシング等で大会成功への気運を醸成し、大会開催時にはコミュニティライブサイトの開設により競技等への関心を高めていきます。さらに、“共生社会の実現”に向け、多文化交流やボランティアマインドの醸成を図り、大会を契機としたこれらの取組をレガシーとして次世代へ引き継ぎます。
「行財政改革実施計画」の策定や、事務事業の見直し、事務改善の取組等を通じて、持続可能な財政基盤の確立と簡素で効率的な行政システムの構築を進めます。また、「第2次公共施設マネジメント実行計画」による公共施設の再編と施設のライフ・サイクル・コストの低減に取り組んでいきます。