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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2021年11月21日号

SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は、人類がこの地球で暮らし続けていくために2030年までに達成しなければならない世界共通の17の目標です。

 SDGsに取り組むときは、17の目標を一つひとつ知るだけではなく、その相互関係やSDGsの仕組みも理解することが大切です。今号では、SDGsの仕組みを表すモデルの一つである「ウェディングケーキモデル」をご紹介します。このモデルは、17の目標を経済圏(働きがい、経済成長など)、社会圏(貧困、教育、ジェンダーなど)、生物圏(気候変動、海・陸の豊かさなど)の3つの階層に分類したものです。経済の発展には社会が健全であることが必要で、健全な社会は豊かな生物圏(環境)があって初めて成り立つことを示しています。
 そして、大切な視点が2つあります。1つ目は、環境が全ての土台であるという視点です。私たちが必要とする食料や資源の供給、これらに影響を与える気候変動への対応など、環境の階層には私たちの生存を左右する課題が含まれています。こうした課題に適切に対処し、しっかりした土台を築くことが、経済活動や社会構築に不可欠です。
 2つ目は、経済・社会・環境は互いに影響し、密接に関連しているという視点です。これまでの環境保護対策は、経済活動を阻害したり、日常生活上の我慢を強いたりすることがありましたが、SDGsでは環境保護と同時に、経済発展や生活の質の向上もめざしています。経済・社会・環境を総合的に捉え、ある課題を解決するときにほかの課題に悪影響を与えないよう、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」があります。そして、その目標が3つの階層を貫いています。
[問合せ]SDGs未来都市政策調整担当 電話:03-5608-6231

ストックホルム・レジリエンス・センターのJohan Rockstrom and Pavan Sukhdevが2016年6月に公表したものを加筆修正

このページは広報広聴担当が担当しています。