すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人でつないでいきます。第43回は、「墨田区から世界へ」というコンセプトで、古着屋「
丸井 憲一郎さん(業平在住)
平成26年の秋に、地元の業平で古着屋「OCTAGON CLOTHING」を移転オープンさせて、今年で8年目を迎えます。元々は高円寺で平成24年に、このお店をスタートさせたのですが、子どもが生まれたことをきっかけに、地元に戻って事業を再開することにしました。お店では、店頭販売だけでなく、古着の卸売や、リメイク製品の企画生産も行っています。主にアメリカの古着を取り扱っていますが、リメイク製品をつくるための縫製は、区内の協力事業者等に依頼していて、「すみだでつくる」ことにこだわったモノづくりをしています。
パリコレクションに出展している日本ブランドの製品づくりにも参加していて、すみだでつくった製品を世界に向けて発信できていることが自信につながっています。
古着屋を始める前は、プロ格闘家として活動していました。プロのリングでは、5戦で2勝3敗の戦績を残しています。格闘技を引退して、小さい頃からの夢だった古着屋をオープンさせました。店名は、アメリカの総合格闘技団体が使用する金網で囲まれた八角形のリング「オクタゴン」が由来となっていて、格闘家が総合格闘技界の頂点をめざすように、古着業界でトップの座を狙いたいとの
しかし、開業当初は苦戦を強いられました。店頭での販売をメインに考えていたため、雨の日には売り上げのない日が続くなど、精神的にもきつかったです。
友人の紹介で古着の卸売を始めてからは、売り上げも安定するようになりました。現在では、前述のとおり古着のリメイクにもチャレンジしていて、都内のセレクトショップで販売をスタートさせています。
昔から、すみだの「気取らない」雰囲気がとても気に入っています。すみだには気さくな人が多く、仕事のやり取りもスムーズに、またスピード感をもって進めることができます。
最近では、経営者の方々との交流も増え、区内のネットワークも広がっているため、すみだからますます離れられなくなりました。
アパレルの仕事の99パーセントは「人とのつながり」で成り立っていると言っても、過言ではありません。地域で連携できるのもすみだの強みで、周囲の皆さんには何度も助けられました。
これからも、区内の協力事業者の皆さんとともに、地域の連携を強化し、すみだから発信する製品を増やしながら、「墨田区から世界へ」を実現していくことが今後に向けた大きな目標となっています。
アメリカやタイ等で買い付けてきた商品が店頭に並びます。古着のシャツやジーンズが人気の商品。卸売がメインのため、お店をオープンできるのは月2回、3回程度です。
倉庫の天井まで高く積み上げられた古着の山。この“宝の山”から、日本で人気の商品を見つけ出します。
日本では数少ないグレイシー柔術の流れをくむ「マックス柔術アカデミー&ヨガスタジオ」代表の増澤“MAX”慶介さんです。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223
今月の1枚
「清流」
【撮影】齋藤 茂夫さん
本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細はこちらをご覧ください。
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