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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2023年1月11日号

 すみだでは、様々な形でSDGsの取組が進んでいます。今号では、本区におけるその位置付けを紹介するとともに、すみだで活躍している皆さんにSDGsに関する取組や、その活動を通じた「やりがい」や「想い」を伺いました。
[問合せ]SDGs未来都市政策調整担当 電話:03-5608-6231

 「SDGs未来都市」とは、SDGsの達成に向け、先進的な取組を実施する自治体を内閣府が公募・選定するもので、平成30年度から令和4年度までに全国154都市が選ばれ、令和4年度は30都市が選定されています。さらに「SDGs未来都市」の中でも、特に優れた取組を行う自治体の事業を「自治体SDGsモデル事業」とし、令和3年度は墨田区を含む10都市が選定されています。「自治体SDGsモデル事業」として選定された自治体には、一層の取組促進が求められるほか、先進的な自治体として他都市の模範となり、国内のSDGs推進をけん引していくことが期待されています。

付加価値を()かした、事業者が稼げる仕組みづくり

誰もが働きやすく、生き生きと健康的に暮らせる社会づくり

持続的に働き、住むことができる豊かな地域環境づくり



 大学の周辺を歩くと、細い路地裏で鉢植えをよく見掛けます。すみだは下町ということもあり、「人と人」、「人と植物」との距離感が近いように感じます。そこで、SDGsの取組を考えたときに、人・植物・リサイクルから発想を得て、「ふろしきプランター」を考案しました。
 「ふろしきプランター」とは、古布をリサイクルしてプランターとして活用するもので、そのプランターには在来種の多年草を植栽しています。昨年8月には東京ソラマチ®内でワークショップを開催し、多くの皆さんが「古布を再資源化し新たな価値を生み出すアップサイクル」を体験しました。皆さんも、身近なものを再利用することからSDGsの取組を始めてみませんか。

 文花中学校では、以前から屋上緑化に取り組んでいましたが、校舎の屋上は高温多湿のため、一般の植物が育ちにくい環境にありました。持続可能な屋上緑化にしていくため、このような悪条件でも強く育つ植物を中心に設計を考え、屋上の環境が海岸の生育環境と類似していることから、海辺で自生している植物等を積極的に取り入れました。このように、悪条件とうまく付き合いながら、無理をせずに続けていける環境をつくることも、SDGsの大切な考え方だと思います。

ふろしきプランターのワークショップを東京ソラマチで開催

ふろしきプランターと屋上緑化の実践的な研究に取り組む霜田准教授(左)と霜田ゼミの皆さん

文花中学校の屋上緑化

千葉大学墨田サテライトキャンパス(文花一丁目19番1号)
 令和3年4月、「生活の全てをシミュレートする」デザイン教育・研究の新拠点として開設。総合的教育・研究拠点「デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)」として、デザインや建築だけでなく、イメージング・ランドスケープ(園芸学)、予防医学などの分野も加え、分野横断的に、区の課題解決に向けた連携を進めている。



 菊川三丁目町会では、ワンルームマンション等に住む単身の方々が増加している現状を踏まえ、若い世代との共通言語としてSDGsを活用しています。すでに町会で実施している活動をSDGsの目標に当てはめ、町会掲示板・町会だより・SNS等でその町会活動を改めて発信したことで、皆さんにSDGsや町会の取組をより身近なものに感じていただけたと思います。
 また、「子どもたち、孫たちの幸せを奪うことなく、自分たちの幸せを追求する」(菊三SDGs宣言)という共通目標のもと、町会内に「SDGs委員会」を設置し、その委員全員が「SDGsバッジ」を着けて啓発活動を行っています。
 SDGsの推進に向けた具体的な取組としては、「菊三SDGsMAP」の作成・配布が挙げられます。菊川三丁目に新たに転入してくる方に町会を知ってもらうためにはどうするべきか、「SDGs委員会」を中心に町会内で何度も話し合った結果、菊川三丁目内のSDGsに取り組んでいる事業者等を地図に記した「菊三SDGsMAP」を作成することとなり、町会の内外で積極的に配布しています。その成果とまでは言えませんが、菊川三丁目では比較的高い町会加入率を維持できています。

 おかげさまで、昨年に菊川三丁目町会開設70周年を迎えることができました。「菊三SDGs宣言」にもあるとおり、お年寄りから子どもまでそれぞれの人生を豊かにしていくため、町会活動は重要な要素だと考えています。
 これからも町内の安全と安心を第一に、町会活動を推進し、少しでも皆さんのお役に立てれば(うれ)しいです。

「亀戸天神例大祭」での子ども神輿(みこし)

立川四丁目町会との合同防災訓練

菊川三丁目町会(菊川三丁目8番6号101号室)
 昭和27年に開設。平成7年、地方自治法に定める「認可地縁団体」となる。昨年で開設から70周年。地域団体として初めて「墨田区SDGs宣言証」を授与されるなど、新たな取組を積極的に行っている。



 すみだ水族館は、生き物の姿を間近に感じることが地球環境や命の大切さを想うきっかけになると考え、開館以来、未来を創造する子どもたちに向けて、館内・館外を問わず活動してきました。令和3年12月に、この活動をサステナブルな観点で再定義し、現在は「AQTION!」プロジェクトとして展開しています。

 「メダカの学校」とは、吾嬬立花中学校の旧校舎(旧立花中学校校舎)の解体工事で、校舎の池にいるメダカを救出・保護したことから始まったプロジェクトです。このプロジェクトは、メダカ保護の経緯やその生態、さらにはそこから見える様々な問題から、子どもたちが命の大切さや環境などについて学ぶことを目的としています。
 メダカを保護した後、吾嬬立花中学校や中川小学校で「メダカの学校」の授業を行い、それぞれの学校にメダカを無事に戻すことができました。子どもたちからは「こんなに小さくてかわいいメダカたちをみんなで大切に育てていきたい」など、子どもらしい素直な感想を聞くことができ、とても嬉しかったです。
 私たちは「水族館を通じて生活を豊かにすること」をめざしています。これからも地域の皆さんとのつながりや出会いを大切に、「地域協創」を実践していきたいと思います。

ひきふね図書館で「金魚ミニ講座」を開催

吾嬬立花中学校での「メダカの学校」の授業

すみだ水族館(押上一丁目1番2号)
 平成24年5月22日、東京スカイツリータウン®内に開業。「メダカの学校」プロジェクトなど、地域の生き物の保全をはじめ、様々な分野で区と連携した取組を進めている。

[入場料]無料
*購入費は自己負担
[申込み]当日直接会場へ
[問合せ]SDGs未来都市政策調整担当 電話:03-5608-6231

1月21日(土曜日)
午前10時から午後7時まで

[ところ]両国駅広小路(横網一丁目3番)
[内容]ワークショップ、墨田区観光協会によるマルシェ、フードドライブなど
*フードドライブは午後3時まで

1月28日(土曜日)・29日(日曜日)
午前11時から

[ところ]錦糸町パルコ(江東橋四丁目27番14号)
[内容]マルシェ、ジーンズのリサイクル、フードドライブなど
*フードドライブは1月28日のみ(午後3時まで)
*詳細は錦糸町パルコのホームページを参照

このページは広報広聴担当が担当しています。