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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2023年1月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

 江戸、京都、大坂の三都の名所について雪月花をテーマに3か所ずつ紹介したシリーズのうちの1図です。本図では、雪が降りしきる山城嵯峨の風景を描いています。嵯峨とは、京都府京都市右京区を流れる(かつら)(がわ)の左岸、小倉山の東側の地域を指します。本図右上の山のうち、手前の小さい山が小倉山と思われます。小倉山は、古くから歌枕として和歌に詠まれた紅葉の名所でしたが、本図では雪の降り積もる静かな情景が描かれています。本図は、「北斎かける百人一首」展の前期(1月22日まで)で展示されています。



すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の「北斎かける百人一首」展の前期の見所をご紹介します。

 本図には、春の農村の日常風景が描かれています。「花の色はうつりにけりないた()らに わ()身よにふるな()めせしまに」の歌意から連想し、中央には存在感のある桜が配置され、桜の木の下には小町本人を(ほう)彿(ふつ)とさせる老女が描かれています。歌になぞらえて、毎年咲いては散る(はかな)い桜と、平凡な日常を過ごしながら年老いていく自分の姿とを比較する老女を描いているようにも感じられます。また、「色はうつりにけり」から、染め物をする人の姿も描かれています。本図は、「北斎かける百人一首」展の前期(1月22日まで)で展示されています。
[とき]2月26日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*入館料等の詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照



 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、展示の中止や会期等が変更となる場合があります。ご来館の際は事前に、すみだ北斎美術館のホームページで開館状況をご確認ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115

このページは広報広聴担当が担当しています。