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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2023年4月1日号

 すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第52回は、地域のかかりつけ医として「正和会平野診療所」(八広四丁目48番5号)を営んでいる平野 仁志さんです。

平野 仁志さん(八広在住)

 診療所を営みながら、特別養護老人ホームの配置医、企業の産業医、小学校の校医等を請け負っています。また、墨田区医師会の監事や、休日応急診療所の運営委員長、墨田区公害健康被害認定委員など、地域に根ざした医療活動を行っています。
 診療所では、1日平均で約50人から60人の患者さんの診察をしています。30年前は、八広周辺に工場が多くあったため、たくさんの若い工員の方が患者さんとして受診にみえましたが、現在では、八広も工場が少なくなり、高齢の患者さんが多くを占めています。
 そんな患者さんたちのために、どのような医療を提供できるのか日々考えながら、患者さんと向き合う毎日を送っています。
 私の理想は、地域のかかりつけ医として、子どもから大人まで、一つの家族をまとめて診ていくことです。それを続けることで、少しでも地域医療の力になれたら(うれ)しいです。

 私の父が昭和33年に平野外科医院を開業したのが始まりで、平成3年に私がこの医院を引き継ぎ、内科の平野診療所として運営しています。大学入学前は別の道に進もうかと悩んだ時期もありましたが、医学部に入学してからは父の医院を継ぐつもりで学業に励みました。一度は大学病院にも勤めていましたが、父が病気になったのをきっかけに実家に戻りました。
 昔から診療所と自宅が同じ建物内にあるため、患者さんとの距離感も近いように思います。そのこともあってか、何十年も診ている患者さんもたくさんいます。
 現在、この診療所は私を含め、総勢11人体制で医療に当たっています。今後、私が診ている患者さんをどのように次の世代に継承していくのかなどの課題はありますが、地域のかかりつけ医として、これからも地域医療を支えていきたいと考えています。

 すみだの都会過ぎず、田舎過ぎないところが好きです。下町気質なところがあり、人と人とのコミュニケーションも円滑に取れ、とても住みやすいまちだと思います。交通面においても、東京メトロ半蔵門線が乗り入れたことにより、都心部へのアクセスが格段に良くなりました。また、東京スカイツリー®が開業したことにより知名度も上がり、人が集まるようになったことで新しい商業施設やスーパーマーケットができるなど、昔から比べると、とても便利なまちになったと思います。

平野診療所を支えるスタッフの皆さんと。スタッフ相互のコミュニケーションを大切にしています。

平野診療所での診察の様子。忙しい時でも、患者さんの話をよく聴いてから、診察するよう心掛けています。

 東墨田で油脂製造の会社(平和飼糧 株式会社)を営んでいる平野 清子さんです。

[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

今月の1枚

「桜の木まで届くかな」
【撮影】橋本 亜季さん

 本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細は区ホームページをご覧ください。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

このページは広報広聴担当が担当しています。