すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第53回は、 飲食店等から出る廃食用油を、家畜飼料の原料等に精製する「平和飼糧 株式会社」を営む傍ら、米や大豆の生産者と消費者をつなぐ活動を行う、平野 清子さんです。
平野 清子さん(東墨田在住)
「市民の大豆食品勉強会&茨城アイガモ水田トラスト」というNGOの世話人を務め、「大豆畑トラスト」「水田トラスト」という活動を通じ、生産者と消費者を結ぶ手伝いをしています。これは、大豆や米を食べる消費者が、生産者を信頼(トラスト)して生産費用の一部を支援することで、農薬・化学肥料不使用の有機農業、
農薬や化学肥料が使われていない有機農業は、
職住接近の「職」は“職業”ですよね。だけど私は、“食べ物”の「食」として、食べ物と人を近づける活動をしたいと思っています。
私が勤める平和飼糧 株式会社は、会社名に「
活動を始めたばかりの頃、「米はスーパーマーケットの棚でできる」と話す子どもに、衝撃を受けました。都心には畑や田んぼが少なく、野菜や米がどうできるか知らない子どもがいるのかもしれません。ぜひ、食卓に並ぶ食べ物の作り手の気持ちや生産工程にも興味を持ってほしいですね。
物心ついた頃から、祖母に関東大震災や東京大空襲の体験談を聞いて育ち、まるで自分が体験したかのように鮮明なイメージがあります。私が生まれた頃には、すでに祖父は他界していたのですが、このまちの至るところに祖父母の
一方で、すみだには隅田川をはじめ、大横川、旧中川など河川沿いに散歩道が整備されていて、季節の移り変わりが楽しめますよね。最近見ている池波 正太郎原作の時代劇「剣客商売」に縁のある鐘ヶ淵、押上、小梅等といった地名がたくさん残っていて、まちを歩くだけで池波文学の世界に
「大豆畑トラスト」では、種まきや草取り等の農業体験を行います。収穫した大豆を使ってみそも作るんですよ。こうした活動を通して、少しでも食への関心につながったらうれしいですね。
「水田トラスト」では、合鴨が田んぼの害虫や雑草を食べてくれ、農薬を使用しなくて済むんです。環境だけでなく、私たち消費者にとっても優しい農法です。
学習塾で子どもに勉強を教える傍ら、「すみだ街かど食堂」の運営やフードドライブ等のボランティア活動に携わる荒川 春子さんです。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223
今月の1枚
「今日も頑張る」
【撮影】竹谷 豊子さん
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