すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
北斎は、46図に及ぶ大シリーズ「冨嶽三十六景」で、各地から見える富士山をめぐる風景を紹介していますが、それでも描き足りず、天保5年(1834年)以降に102図にのぼる富士山の絵を収めた「富嶽百景」を発表しています。その中に、富士山を崇拝する山岳信仰「富士講」の信者が富士登山をする姿を描いた図が複数見られます。本図はそのうちの1つで、信者が下山道の砂走りと呼ばれる細かい砂が積もった道を滑り降りて行く様子を捉えたものです。人物描写に優れた北斎ならではの、ダイナミックでスピーディーな滑走感があらわれています。本図は「北斎 大いなる山岳」展にて通期 (6月20日から8月27日まで)で展示します。
北斎は、日本一の山「富士山」から、江戸時代にできた人工の低山「天保山」まで、様々な山を描いています。近代登山が始まるはるか以前から、日本人は信仰や
[とき]6月20日(火曜日)から8月27日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]
- 一般=1,000円
- 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
- 中学生・障害のある方=300円
- 小学生以下=無料
*観覧日当日に限り、常設展をはじめ全ての展示が観覧可
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
ご来館の際は事前に、すみだ北斎美術館のホームページで開館状況をご確認ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115
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