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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2023年7月1日号

 すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第54回は、学習塾で子どもに勉強を教える傍ら、区内で食に関する様々なボランティア活動に携わっている荒川 春子さんです。

荒川 春子さん(押上在住)

 学習塾を営みながら、「すみだ街かど食堂」の運営やフードドライブ等のボランティア活動に携わっています。「すみだ街かど食堂」は、子どもから高齢の方までみんなが集まって料理や食事をする“食を通じた交流の場”です。キラキラ茶家(京島三丁目49番18号)で月1回実施していますが、ここ数年はコロナ禍だったため、現在はテイクアウト形式で行っています。高齢の方からは、「子どもの声を聞きながらだと、いつもよりたくさん食べられる」と好評だったので、またみんなで食事できるように戻していきたいですね。
 また、フードドライブは、家庭で余っている食品を回収するブースを、「すみだ青空市ヤッチャバ(曳舟駅前で毎週土曜日開催)」に月1回出店して行っています。回収した食品は区内で食事支援をしている団体に引き渡して、食に困っている多くの方に食品が行き渡るようお手伝いをしています。

 ボランティア活動自体は、約30年前に外国の方とその国の家庭料理を通じて交流するために始めた「すみだインターナショナル」という団体が最初です。その後、食品ロス問題を知ったことを機に、フードバンク団体へボランティアで参加するようになり、そこでフードドライブという活動を知り、これなら自分でもできると思って活動を始めました。また同時期に、本当に食が必要な方に食事の場を提供したいとの(おも)いから、子ども食堂を開きたいと考えていたところ、ボランティア活動が縁で同じ想いを持つ方々と知り合うことができ、それが「すみだ街かど食堂」のスタートにつながりました。
 「ボランティア」というと、どうしても「奉仕」や「自己犠牲」のようなイメージが伴ってしまいますが、本当はすごく楽しいものなんですよ。年齢に関係なく様々な人と交流できるし、活動を通じて新しい発見もたくさんあります。それに何より、心身ともに健康でいられます。新しいつながりがたくさんできるボランティア活動の楽しさを皆さんにも知ってもらい、ぜひ、一緒に参加してほしいですね。

 小さな博物館やそこで働く職人さんの技術、すみだの雨水利用など、すみだにはすばらしいものがたくさんあります。友人や知り合った留学生など、区外の人にそれらを紹介すると、みんなが「すみだってすごいね!」と感心してくれて、何だか私まで(うれ)しい気持ちになります。
 また、ボランティア活動で関わるすみだの人たちには気さくで親切な人が多く、とても助けられています。そういったすみだの“人の温かさ”も、大好きなところの1つです。

街かど食堂で提供するメニューは、キラキラ橘商店街の食材を使った「すみちゃんカレー」です。テイクアウト形式になっても、来てくれた方にお声掛けして交流することを忘れません。

ヤッチャバでのフードドライブのブースでは、私が参加している「山形新庄大豆畑トラスト」から仕入れた納豆などの販売もしています。無農薬でおいしくて、好評なんですよ。

 業平にある春慶寺の住職夫人で、「おてらおやつクラブ」の活動に取り組む齋藤 幸子さんです。

[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

今月の1枚

「私の好きな鳥」
【撮影】面谷 勲さん

 本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細は区ホームページをご覧ください。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

このページは広報広聴担当が担当しています。