すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
本図は、全国の有名な橋を描いたシリーズ「諸国名橋奇覧」の1図で、栃木県足利市にある行道山を描いた作品です。山の名前は、中腹にある
すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の「北斎 大いなる山岳」展の後期の見所をご紹介します。
「冨嶽三十六景」三役の1つに挙げられる作品で、赤く染まる富士の山体から「赤富士」の名で親しまれています。「凱風」とは、南から吹いてくる夏のそよ風のことです。その風に吹かれ、いわし雲がゆっくり流れる空の下、富士山の中腹が赤みを増していく様子が見事に捉えられています。会場では、この神秘的な赤富士が実際に見られる季節や気象条件の解説もしています。北斎の作品を堪能しながら、富士山の不思議にも目を向けてみてはいかがですか。本図は「北斎 大いなる山岳」展の後期(8月27日まで)で展示しています。
[とき]8月27日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
ご来館の際は事前に、すみだ北斎美術館のホームページで開館状況をご確認ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115