すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の「北斎のまく笑いの種」展の前期の見所をご紹介します。
風流おどけ百句は、人物の手足を異様に細長く、目は黒丸など滑稽に描く鳥羽絵形式で、画中に記された狂句のイメージを絵画化した横小判のシリーズです。本図は、路面が凍る冬ではなく、真夏に滑っている人がいると思ったら、瓜の皮が原因だったという狂句を題材にしています。ここでは、瓜を売る人と食べる人の目の前で、転んでいる人物が描かれています。現在でも、バナナの皮で滑って転ぶなど似た発想がありますが、皮で滑って転ぶ状況は北斎の時代から面白がられていたようです。本図は「北斎のまく笑いの種」展の通期で展示しています(前後期で一部展示替えあり)。
[とき]11月26日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[入館料]
- 一般=1,000円
- 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
- 中学生・障害のある方=300円
- 小学生以下=無料
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
「隅田川 森羅万象 墨に夢」 (通称 すみゆめ)は、すみだ北斎美術館開館を機に誕生したアートプロジェクトです。
関東大震災の記憶を残す隅田公園のそよ風ひろばに
[とき/ところ]
- あぶり出し絵=10月22日(日曜日)から28日(土曜日)までの午前9時半から午後4時半まで/牛嶋神社(向島一丁目4番5号)
- すみゆめ踊行列=10月28日(土曜日)午後2時から8時まで/隅田公園そよ風ひろば(向島一丁目3番)
*雨天時は会場等変更の場合あり
[問合せ]「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会事務局 電話:03-5608-5446
最新情報は、各ホームページをご覧ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115